コラム
島根地方における手元供養について
2015年8月20日
手元供養とはどんな供養?
手元供養とはあまり聞き慣れていない方も多いとは思いますが、一体どのような供養なのでしょうか?
身近な家族や最愛の人が突然亡くなった時を思い浮かべてみてください。
おそらくほとんどの方が悲しみで気持ちの整理がつかず、いつまでも故人の事を忘れられずに日々を送ることになると思います。
そのような方は「いつまでも故人を身近に感じていたい」「いつも近くで私を見守っていてほしい」と思っている方が大半です。
そんな思いを叶えてくれるのが手元供養になります。
例えば、遺骨ペンダントやミニ骨壺という手元供養のための品がありますが、これらに故人の遺灰や遺髪をおさめます。
ペンダントであればいつも身に付けておくことができますし、ミニ骨壺であればいつまでもご自宅に祀ることができるので、常に故人を身近に感じていることができるわけです。
また、「お墓の用意ができない」「仏壇の置き場がない」など、そういった時代背景の流れにもマッチした供養のあり方とも言えます。
遺骨ペンダントのあらまし
「大切だった故人にいつも見守っていてほしい」「尊敬していた故人をいつも身近に感じていたい」「故人といつも一緒にお出かけしたい」
このように故人を大切に思っている方には、遺骨ペンダントはまさにピッタリのアイテムです。
遺骨ペンダントは、遺灰や遺骨そして遺髪をおさめていつでも肌で感じていることを目的として作られました。
形や素材などはさまざまなものが存在していますが、注意点としては、基本的に長期間使用することが想定されるため、安価で簡単な作りのものは避けたほうが良いかもしれません。
素材としてはやはり汗に強く錆びにくい物を選び、構造としては遺灰の収まる部分の耐久性と気密性がしっかりしているものを選ぶようにしてください。
またできれば、修理などのアフターフォローがしっかりしている業者さんから購入すると良いでしょう。
ミニ骨壺のあらまし
最近では散骨でお墓を持たない方が増えてきており、またお墓を持っていたとしてもできるだけいつもそばに故人を感じていたいという思いの方が多く、遺骨ペンダントと同様にそのような方の願いを叶えたのがミニ骨壺になります。
一般的に手のひらサイズのものが多く、故人の写真と一緒に場所を取ることなく祀ることができます。
ところで散骨される方にご注意して頂きたいことは、全ての遺灰を散骨し終えたあと「やはり一部でも残しておけばよかった」と嘆く方が意外と多いということです。
一度散骨してしまったらもう元には戻せません。
ミニ骨壺で一部分でも残しておいたほうがもしかしたら気持ちが安らぐかもしれません。
ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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