- お電話での
お問い合わせ - 0852-37-1591
藤原陽吉プロのご紹介
技術者の育成は私の使命(2/3)
景気のいい時期に次への備え
藤原さんが左官を志したのは小学4年生の時。父親が事業に失敗。兄は障がいがありました。当時自宅を改築中で、職人たちの仕事ぶりをつぶさに観察。「左官になって家を支える」気持ちが芽生えたといいます。中学卒業後、職業訓練校を経て松江市内の事業所に弟子入り。やる気を支えに腕を磨きました。「名工ともいえる長老の人たちにずいぶんかわいがってもらったものです」。
4年後の1968年に独立。20歳になったばかりでした。「怖いもの知らずでした」と当時を振り返ります。修行時代から馬が合った現同社専務の田中道夫さんが仲間に加わり、藤原さんが営業、田中さんが現場と役割を分担。「周囲の人が応援してくれて、仕事をいただきましたが、お金のことが切り出せず集金ができない。米びつがいつも底をついていました」。―[胸を張ってお金をもらえ・人はみな平等・芸は身を助ける]―さまざまな人から多くのことを学びました。持ち前の明るい性格で、相手の懐に飛び込んだのです。
景気のいい1970年代、外構工事や土木、リフォームなど仕事の幅を広げました。「好景気の反動が必ず来る。1人3種くらいの技能を身につけなくては生き残れない」との思いからです。他社からノウハウを学び、仕事を受注して実践。先見性と行動力が「藤原技研に頼めばなんでもやってくれる」という評価を固めました。91年に有限会社、03年に株式会社に組織変更。関連会社の株式会社「住まいと介護の相談室」も設立しました。82人の専属技術者を抱えています。
近年は、住宅建築にも健康志向やエコ感覚が浸透し、自然素材で環境に優しい塗り壁が見直されています。調湿性や断熱・保温性に優れた素材でシックハウスの有害成分を吸着し、優れた消臭機能を持つ珪藻土壁やシラス壁工法などに注目、時代のニーズに合った職人の技術を提供します。
<次ページへ続く>
藤原陽吉プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。