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加藤圭吾

屋根、外壁リフォームのプロ

加藤圭吾(かとうけいご)

株式会社フォーシンク

コラム

◆タイル第3弾◆タイルで外壁リフォームする場合の素材選びと施工方法

ご提案

2017年6月17日 / 2017年6月18日更新

 日頃からのご愛顧ありがとうございます。外壁診断士の加藤です。前回は、「どれが良いの?タイル∞サイディング∞モルタル」についてご報告させていただきました。今回はタイル第3弾といたしまして「タイルで外壁リフォームする場合の素材選びと施工方法」についてご説明させていただきます。

 外壁タイルの重厚感や高級感、そしてメンテナンスフリーという魅力。次のリフォームでは外壁をタイルにしたいけど、どんなメリットがあるのか?費用はどれくらいかかるのか?そんな疑問をお持ちの方の為に、今回は外壁をタイルにリフォームする時に押えておきたい、知っておきたい情報をお伝えさせていただきます。

① 外壁タイルのメリットと基礎知識

①-1. メンテナンスがほぼ不要

 外壁タイルは粘土や長石類を粉砕して混合し、1,300度以上の高温で焼きあげたものです。耐久性が非常に高く、紫外線や雨などの自然環境に対して劣化や変色・変質がほとんどありません。さらに火に強い、熱に強い、寒さに強い、そして傷にも強いという特徴もあります。近年では汚れにくい親水性の特徴をもつ外壁タイルが増えてきました。親水性のあるタイルはタイル表面に薄い水膜を形成することで、汚れが付きにくく、また、汚れがついた場合でも雨によって汚れが洗い流されるセルフクリーニング機能を持っています。すなわち、タイルは耐久性が高く、汚れにくい、そして汚れても手入れが簡単というとても優れた素材と言えます。タイルのメンテナンスがほぼ不要と言われているのはこのような理由あるからです。一般的にタイル以外の窯業系サイディングなどの外装材では7年ほどで塗装の塗り替えが必要です。対して、外壁タイルは塗装の塗り替えの必要はありません。メンテナンスは汚れが目立ってきたタイミングで高圧洗浄などで洗浄するだけで済みますので、メンテナンスコストが非常に低く経済的なメリットも大きいです。ただし、タイル同士の継目である目地部分は10年ほどでメンテナンスが必要です。また、地震で亀裂ができることもあります。ですので、ほぼメンテナンス不要ですが、タイル目地の劣化により目地内部からの浸水対策等、完全にメンテナンスフリーというわけではない点はご注意ください。

①-2. デザイン性が高い

 古くから多くの建造物に使用されてきた外壁タイルのメリットとして、そのデザイン性の高さがあります。元々自然の素材から作られたタイルが持つ自然な美しさ、総タイルの建物が持つ独特な高級感とその存在感は他の外装材には出せない風格を持ち、見る人を圧倒します。色や形の種類も豊富ですから、しっかりと商品選定を行えば、大切な家屋の外壁を素敵に彩ることができます。

①-3. 外壁用タイルの種類
■吸水率による区分
 タイルは素地(生地)の粗密(細かさ)や気孔の多少などにより性質が分類されます。吸水率が低いほど、磁器質の性質を表します。近年では吸水率が高くても磁器質の性質のものや、吸水率が低くても陶器質のものもでてきました。そういった理由もあり、2008年のJIS改正で測定方法が自然吸水から強制吸水(煮沸法または真空法)へ変更になり、磁器質、せっ器質などの呼び名からⅠ類・Ⅱ類といった呼び方に変わっています。

◆吸水率による区分/吸水率(%)
Ⅰ類(磁器質)/3.0%以下
Ⅱ類(せっ器質)/10.0%以下
Ⅲ類(陶器質)/50.0%以下

◆旧JISの吸水率による区分/吸水率(%)
磁器質/1.0%以下
せっ器質/5.0%以下
陶器質/22.0%以下

吸水性の高いタイルは主に内装用に使われます。水分は凍ると体積が増して、陶器が割れてしまう恐れがあるため、寒冷地では吸水率が低いタイルが適しています。

■釉薬(ゆうやく・うわぐすり)の有無による種類
釉薬とは素焼(すやき)の陶磁器の表面に光沢を出し、強度を強め、液体がしみ込むのを防ぐのに用いるガラス質の薬品です。釉薬を施したタイルを施釉タイル、釉薬を施していないタイルを無釉タイルといいます。

施釉タイル・・表面に釉薬を施したタイル
無釉タイル・・釉薬をほどこさず、素地がそのまま表面となるタイル

■外装壁タイル形状
形状名/実寸法(mm)
・小口平/108 × 60
・二丁掛平/227 × 60
・三丁掛平/227 × 90
・四丁掛平/227 × 120
・ボーダー/227 × 30
・モザイクタイル/90 × 45
・ブリックタイル/寸法は種類で様々

通常の平のタイルを平物。角などに使う形状のタイルを役物といいます。

■成形方法
乾式成形・・高圧のプレス機で成形したもの。コストは湿式成形より安価
湿式成形・・原料を混練して機械で押し出して成形したもの

■目地の用語
タイルの張り方には縦目地が通る「通し目地」と、次の目地をずらして張る「馬踏み目地」があります。

通し目地・・・・タテの目地が直線に通る
馬踏み目地・・縦の目地がずれて通る

馬踏み目地は馬目地と呼ぶこともあります。以上のように外壁のタイルには様々な区分や種類分けがあります。目地によって仕上がりも外観イメージも大きく変わってきますので、外壁タイルをご選定の際は是非ご参考くださいませ。

①-4. 外壁用タイルの工法(湿式と乾式)
住宅のタイル張りの種類に湿式工法と乾式工法があります。

◆湿式工法
・施工方法
水で使って練った材料(モルタル)や接着剤で下地とタイルを張り付ける工法。古くから行われていた工法。
・メリット
デザイン性の高さ。選べる材料の種類が多い。質感が良い。

◆乾式工法
・施工方法
水を含む素材を使わず、溝を付けたサイディング素材や合板にタイルを引っ掛けて固定するものと、窯業系サイディングの下地に接着剤で固定する方法がある。近年主流の工法。
・メリット
乾燥する時間が不要の為、工期が短くて済む。施工後のはがれやひび割れが少ない。

*近年では施工性の良さから工期が短縮できる乾式工法が主流となっています*




以上「タイルで外壁リフォームする場合の素材選びと施工方法」について説明をさせていただきました。次回もタイルについて説明させていただきますが内容は、実際にタイルで外壁をリフォームしたい場合、「外壁をタイルでリフォームした場合工事費用」についてご説明させていただきます!乱文に最後までお付き合いをいただき ありがとうございました。



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