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栗栖佳子

ビジネスコーチのプロ

栗栖佳子(くりすよしこ)

株式会社宙(sora)

コラム

JRで見かけたアンガーな「おじさまたち」

アンガーマネジメント

2015年10月13日


私が利用しているJRは、まだカボチャ電車(かぼちゃのように電車の上が緑色で下がオレンジ色の電車)が走っています。
この電車の特徴は新しJRの車両に比べて向かい合わせに座る4人席の席幅が狭いことが特徴です。
ですから当然大きな男性が向かい合わせに座ると、どうしても足を前に伸ばすことができなくなり、深く腰掛けてまっすぐに背を伸ばさないと膝同士がぶつかってしまいます。
ですから当然4人席に座るときは相手に対する配慮と何らかの工夫が必要になるのですが・・・
先日、私は仕事を終えてJRのこの四人席に座って本を読んでいました。
すると、突然斜め前に座っていたスーツ姿の男性の罵声が車内に響き渡ったのです。
「膝で押してくんなよ!もっとお前が深く座ったらいいだろう!!」
一瞬何のことが分からなく固まってしまった私。
心臓がバクバク・・・えっ私のこと?
いや違う…お隣に座っている同じ年代「50代」の男性に対して怒鳴っている!
「さっきからなんやねん!いい加減にしろよ!」と目の前に座っているその男性を睨みつけているのです。
その罵声を浴びせられた男性はどうやら思い当たる節がるらしく、
(そういえば何度かごそごそ膝を伸ばしたり前に押し出したりしていました・・・)
ただ下を向いて黙っていました。
反論することも謝ることもなく多だ無表情のままでした。
するとさらに怒りがヒートアップした男性はスッと立ちあがり、いかにも怒っているんだぞ!!という
荒々しい態度で別の席に移っていきました。
しかしそれで終わったのではなく、その後も絶えず視線は私のお隣に座っている男性を睨みつけたまま。
矢のような視線が私の目の前を横切っていたのです。
間もなく止まった駅で、怒りをぶつけた男性は降りて行ったのですが、まだ怒りが収まらないらしく
更に険しい形相で窓越しにお隣に座っている男性睨みながら改札口に向かっていきました。
この間、たぶん時間にすれば2~3分のことだったと思います。
しかし、彼の怒りのマイナスエネルギーが車中に充満して、瞬間的に車内の空気が変わったのです。
張り詰めた緊張感とともに、冷たい凍り付くような時間、酸欠になったような息苦しさを感じました。
今でもそのシーンを思い出すと、肩から首にかけて力が入りますが・・・
はたして、怒鳴って大声を出し席を立ち、窓越しに睨みつけてブツブツ言いながら降りて行った男性の
その後の感情はどうなっていたのでしょうか?
怒鳴り散らしても気分はすっきり爽やかなものではないはずです。
そして怒鳴られた男性は?
みんなの前で怒鳴られた彼の心境は・・・
ローカル線に乗っている人は結構顔なじみの人が多いのです。
多分「恥ずかしい・・・」「かっこ悪い所を見られてしまった・・・」
自分にも非があったわけですし、謝らなかったわけですから、その行動に羞恥心もあったと思います。
どのような気持ちで自宅に帰っていったのでしょうか?
怒りの感情は連鎖するのです。
強い立場の人から弱い立場の人へ。
大人から子どもへ。
先ほどの二人の男性が家に帰ってもこの怒りが収まらずに奥さんや家族、
子どもにその怒りの矛先を当てたら・・・
家族はぶつけられたこの怒りの感情をさらに次の人にぶつけてしまいます。
これは「怒りの感情のメカニズム」です。
JRの中で向かい合わせに座った男性同士が、お互いに相手の膝を押した、押された、謝らなかったことが
それぞれの家庭持ち帰り、次の日に職場で怒りをぶつける相手を探すとしたら・・・
戦争と同じことが起こっていると思いませんか?
そこでお勧めしたいのが「アンガーマネジメント」です。
アメリカでは小学生も学んでいる感情教育での一つです。
アンガーマネジメントという「怒りの感情を上手にコントロールする方法」を練習してみましょう。
このコラムを通して少しづつご紹介していきますので、どうぞお楽しみに!

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