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栗栖佳子

ビジネスコーチのプロ

栗栖佳子(くりすよしこ)

株式会社宙(sora)

コラム

リーダーコーチング③ ヘルプ型リーダー

リーダーコーチング

2012年10月16日

リーダーと呼ばれる立場の方にお会いするたびに、リーダーは大きく分けて2つのタイプがあるのではないかと思います。
まず圧倒的に多いのが、ヘルプ型リーダー。
ヘルプ型リーダーはその名の通り、部下を助けたがるリーダーのことです。
『助けてくれるのだから部下にとっては良いリーダーだ』と思ってしまいがちですが、実は部下の成長を止めている場合が多いのです。
たとえば
・部下に任せるよりも自分でやったほうが速い。
・自分がいなければ、この組織は回らないと思っている。
・部下の仕事をすべて把握しておかないと不安になる。
・できない部下を見るとイライラする。
・すぐに指示や答えを出したくなる。
・部下よりも自分のほうがデキル!と思っている。
・過去の経験と目の前の部下とを比べてしまう。
あなたはこのような気持ちになったことはありませんか?

本当に緊急を要する場合は別として、これらの感情は部下の気持ちに焦点を当てたリーダーシップとは言えません。
なぜならこれらはすべてリーダー自身の感情を優先させて物事を見ているからです。
リーダーとして部下に望むことは何でしょうか?
部下にどうなってもらいたい…どのように成長して欲しいと望んでいるのでしょうか?
(部下は自分の役に立てばそれでいいと思っている方は論外ですが・・・)

まず部下に望む姿勢は、
・いちいち指示しなくても自分で考えて自分から仕事に取り組む
・失敗は隠さずにすぐ報告&相談に来る
・できない言い訳をせずに、新しいことに積極的に取り組む
・向上心を持って日々勉強する
・仲間とのコミュニケーションを大切にしてチーム一丸となって取り組む
・明るく活き活きと仕事に取り組む
など、チーム・組織の一員として一日も早く頼りになる存在、結果を出す存在になって欲しいと思っているはずです。
しかし、ヘルプ型リーダーは、部下がまだできていないこと、未熟なところ、気がついていないところ、失敗しそうなところに先回りして手を打つ。
そして失敗したことにたいして、その事実意外に部下に対しても感情的に対応してしまい、その後処理をリーダー自身が何とか穴埋めしようと動き出してしまうタイプです。
部下を仕事ができない人、能力がない(低い)人として扱っていることになります。
このタイプのリーダーはよく言えば仕事のスキルがあり、ある程度自信も実績もあります。そして『自分はできる』と思い込んでいるリーダーに多く見られます。
しかしこのようなリーダーの下で部下にはどのようなことが起こるのでしょうか?
・最後はリーダーが何とかしてくれるので自分で考えなくなる
・仕事に対する責任感が薄れる
・自分の存在価値を感じられなくなる
・仕事に対するやりがいや意欲が湧かない
・仲間として認めてもらっていない、孤独感を味わう
・自分の力を信じられなくなる
・自分の正直な気持ちを言えなくなり、上司の顔色を見るようになる
・言われたことだけをするようになり、仕事の達成感や喜びを感じられない
如何でしょうか?
このような気持ちになっている、またはそう見える部下はあなたの周りにいませんか?
もし心当たりがあるのであれば、部下を変えようとするのではなく部下に対する自分自身の立ち位置、物事や相手に対する見方、関わり合い方をもう一度見直していただきたいと思います。
なぜなら、活気があり活き活きとスタッフが仕事をしている職場にはヘルプ型のリーダはいないからです。
そこにいるのはサポート型のリーダーです。
ヘルプ型リーダーとサポート型リーダーの違いは??
次回はその違いをご紹介したいと思います。

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