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コラム

初診日の証明『一定の期間継続して異なる公的年金制度に加入している場合』

2016年3月12日

社会保険労務士の湯澤と申します。

前回は【一定の期間継続して同一の公的年金制度に加入している場合】の初診日の認定について書きました。

今回は【一定の期間継続して異なる公的年金制度に加入している場合】には初診日をどのように認定するのか書きたいと思います。

一定の期間中に初診日があると確認できる場合であって、

当該期間の全てで『異なる公的年金制度』に加入(国民年金、厚生年金又は20歳前の期間など)となっており、

かつ、

保険料納付要件を満たしている場合は、

本人申立ての初診日について参考になる他の資料(第三者証明など)とあわせて初診日を認定することができます。

前回の【一定の期間継続して同一の公的年金制度に加入している場合】との違いは、

本人申立ての初診日について『参考となる他の資料(第三者証明など)』とあわせて初診日を認定することです。

【事例1】

【請求時年齢】 55歳(女性)
【請求傷病】 統合失調症
【一定の期間】 10代後半から20代
【国民年金納付状況】 全期間納付あり
【厚生年金加入】 なし(国民年金のみ)
【本人申立初診日】 22歳頃(月が不明なため、12月31日とみなす)
【一番古い資料】 50歳時の6月10日に受診した医療機関の受診状況等証明書
【認定初診日】 22歳の12月31日

【判定】
受診状況等証明書を作成した病院への紹介で

「請求人の正確な発病・初診の時期は不明であるが、統合失調症の発病は10代後半から20代にピークがあり、男性よりも女性のほうが発病の年齢がやや遅めであり、進学・就職・独立・結婚など、人生の進路における変化が発症のきっかけとなりやすい」

との回答があったことから、

初診日がある一定の期間の始期については16歳(進学)と確認できる。

また、初診日がある一定の期間においては、国民年金の加入期間又は20歳前の期間であって、どの時点においても保険料納付要件を満たしており、本人申立ての初診日が国民年金の加入期間中であることから、本人申立ての初診日を妥当と認めた。

※本人申立ての初診日が国民年金の加入期間、20歳前の期間、又は60歳から65歳の待機期間である場合は、本人申立ての初診日について参考となる他の資料がなくとも、本人申立ての初診日を初診日として認定します。

【事例2】

【請求時年齢】 55歳(女性)
【請求傷病】 統合失調症
【一定の期間】 厚生年金加入時(21歳)から28歳
【国民年金納付状況】 全期間納付あり
【厚生年金加入】 履歴あり
【本人申立初診日】 22歳の秋頃
【一番古い資料】 28歳時に受診した医療機関の受診状況等証明書
【認定初診日】 22歳の11月30日

【判定】
受診状況等証明書を作成した病院への紹介で

「請求人の正確な発病・初診の時期は不明であるが、就労時の人間関係のトラブルによる発症が妥当と考えられる」

との回答があることから、

初診日がある一定の期間の始期については厚生年金加入後(就労時の人間関係のトラブル)と確認できる。

また、初診日がある一定の期間においては厚生年金の加入期間及び国民年金の加入期間であって、どの時点においても保険料納付要件を満たしている。

本人申立ての初診日が厚生年金の加入期間中であることから『友人や隣人による第三者証明』(他の資料)を確認し、22歳頃の受診状況も確認できることから、本人申立ての初診日を妥当と認めた。

【事例3】

【請求時年齢】 39歳(男性)
【請求傷病】 網膜色素変性症
【一定の期間】 平成3年4月(厚生年金加入時)から平成19年6月3日
【国民年金納付状況】 未納あり
【厚生年金加入】 履歴あり(平成3年4月〜平成7年3月)
【本人申立初診日】 平成6年12月頃
【一番古い資料】 平成19年6月3日に受診した医療機関の受診状況等証明書
【認定初診日】 平成6年12月31日

【判定】
本人申立ての初診日は、厚生年金加入中の平成6年であり、医証(医療機関の証明がある書類)として確認できる最も古い受診日は、国民年金第3号被保険者期間中の平成19年6月3日であった。

職種が工場での検品作業であったことから、傷病の内容より就業前の初診は考えにくいとの認定医の判断もあったことから、

初診日がある一定の期間の始期については厚生年金加入後と確認できる。

また、初診日がある一定の期間においては厚生年金の加入期間及び国民年金の加入期間であって、どの時点においても保険料納付要件を満たしている。

本人申立ての初診日が厚生年金の加入期間であることから、友人や当時の同僚による『第三者証明』を確認し、平成6年頃の就業中の受診状況も確認できることから、本人申立ての初診日を妥当と認めた。

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