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コラム

『初診日』の考え方

2015年12月28日

社会保険労務士の湯澤と申します。

障害年金の手続きで、一番最初すること、

それは、『初診日』の証明です。

『初診日』とは、

「障害の原因となった傷病について、初めて医師又は歯科医師の診療を受けた日」

を言います。

例えば、平成20年12月1日から高血圧でA病院にかかっていて、平成27年12月に脳梗塞で同じA病院に救急搬送された場合、初診日は、A病院に初めてかかった平成20年12月1日ではなく、障害の原因となった脳梗塞の初診日である平成27年12月1日となります。(下記④参照ください)

具体的には、

①初めて診療を受けた日
治療行為又は治療に関する指示があった日

例えば、不眠が続くので近所の内科に行ったら「精神科医に診てもらった方がいい」と言われて精神科医で診てもらった場合、初診日は精神科医での治療を指示した近所の内科医となります。

②同一の傷病で転医があった場合は、一番初めに医師等の診療を受けた日

引っ越し等で近くの病院に変えた場合や近所の町医者から総合病院に変えた場合、よりいい病院に変えた場合等でも初診日は一番初めの病院です。


③傷病名が確定しておらず、対象傷病と異なる傷病名であっても、同一傷病と判断される場合は、他の傷病名の初診日が対象傷病の初診日

例えば、近所の町医者に行ったら「ここでは分からないので、大きい病院で診てもらった方がいい」と言われて、初めて病名が分かった場合の初診日は『町医者』で診てもらった日になります。

又、例えば、咳き込むので、近所の町医者に行ったら気管支炎と言われ薬を処方されたがなかなか治らないので、大学病院に行ったら実は肺がんだった場合の初診日は『町医者』で診てもらった日になるという事です。

よくあるパターンとして、不眠で近所の内科医から精神安定剤を処方され、後、精神科医でうつ病と診断された場合、不眠とうつ病とが同一傷病とされる場合の初診日は近所の内科医が初診日となります。

④障害の原因となった傷病の前に『相当因果関係』があると認められる傷病があるときは、最初の傷病の初診日が対象傷病の初診日

『相当因果関係』とは、前の傷病がなかったら後の傷病にかからなかったと言う関係です。

この典型的な例は、『糖尿病性腎不全』です。

糖尿病になってなかったら腎不全にはならなかったという関係が『相当因果関係』です。

この場合、糖尿病の初診日が初診日となります。

糖尿病を指摘されたのは、大体十数年も前の話ですから、初診日の証明が難しくなります。

上記、高血圧と脳梗塞は相当因果関係は『なし』として扱われています。

⑤先天性の知的障害(精神遅滞)は出生日

⑥先天性心疾患、網膜色素変性症などは具体的に症状が出現し、初めて診療を受けた日

先天性の疾患の全ての初診日が出生日になるという訳ではありまあえん。

⑦先天性股関節脱臼は、完全脱臼したまま生育した場合は出生日が初診日、青年期以降になって『変形性股関節症』が発症した場合は、発症後に初めて診療を受けた日。

この請求も多いです。発症後に初めて診療を受けた場合がほとんどです。

⑧過去の傷病が治癒し同一傷病で再度発症している場合は、再度発症し医師等の診療を受けた日。

障害年金には『社会的治癒』という考え方があります。

例えば、うつ病に10年前にかかっていたが、その後良くなり、おおむね5年以上の間、医師に見てもらう事もなく薬を飲む事もなく普通の生活を送っていた。しかし、再びうつ病にかかった場合、初診日はいつになるのかと言う問題です。

この場合、前のうつ病と後のうつ病は別のものとして後のうつ病の初診日を初診日にするという考え方です。

『社会的治癒』は必ず認められるものではありません。

次回、なぜ『初診日』が重要なのかを話したいと思います。

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