空き家、シニア住宅問題を独立系FPがサポート。資産全体を包括した総合的な対策を提案（2/3）

プロのFPは、株式、保険、不動産、ジャンルを超えて高い見識とスキルを持つ

「『貯蓄から投資へ』といった時代の変化により、個人の運用相談の比重が大いに高まっています。私たちは、お客さまの資産形成に知識、ネットワークを活用し長期に渡り信頼関係を築いていくことをモットーに活動しています」

　井上さんは、株式、保険、不動産などジャンルを超えて高い見識とスキル持つ者が、プロのFPだと話します。

「家計のファイナンスプランを立てるのがFP（ファイナンシャル・プランナー）です。独立系FPなら、すべての金融資産の運用アドバイスができ、お客さまへ総合的なサポートが可能であるべきです」

　シニア住宅の問題に取り組む井上さんですが、40～50代でも親の家の相続を早めに考えることが重要だと訴えかけます。

「この先、親の家の相続という問題に直面する時がくるかもしれません。その時、将来に向けた資産を考えて、実家をどう生かすか、親御さんとコミュニケーションをとりながら考えてみることは大切です」

　ミドル世代は、自分の老後に向けた資産運用を考え始めます。その時、親の資産があれば、それをどう相続し活用していくか、という問題にも目を向けてほしいと井上さんは話します。

「ミドル世代はネットを駆使し、知識を持っている方も多いです。しかし、一方で世の中の動きや仕組みは複雑化・高度化する一方で、プロの目が必要とされる時代。お客さまの将来に本当に必要な情報を選択し、プランへと結びつけるのが我々の役目だと感じています」

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