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三上康一

ロードサイド店舗の儲かる仕組みを構築する専門コンサルタント

三上康一(みかみこういち) / 経営コンサルタント

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コラム

経費削減3つの失敗事例をガソリンスタンドはどう活かすべきか

2019年11月9日 公開 / 2019年11月11日更新

テーマ:ガソリンスタンドの戦略

コラムカテゴリ:ビジネス

経費削減3つの失敗事例をガソリンスタンドはどう活かすべきか
 売上を上げることが困難ならば、経費を削減することで利益の確保が可能です。そして、売上向上の取組みは、売上が上がるかどうか不確実ですが、経費削減の取組みは、確実に経費を削減することが可能です。経費を使わなければいいからです。

 ただし、経費削減も慎重に行わないと、削減分以上に売上を落とすリスクが発生します。今回のコラムでは、3つの経費削減の事例を見ていくことにより、ガソリンスタンドで間違った経費削減をしないための方策を見ていきます。

利益が減る経費削減の事例1:クレジットカードの手数料をケチる

 先日、出張先で宿泊をすることになりましたが、晩秋の観光地ということもあり、ホテルが軒並み満室だったため、ペンションに泊ることになりました。宿泊費や交通費は立て替える必要があるので、できるだけクレジットカードを使うようにしていますが、そのペンションがクレジットカードで支払いができることは、予め把握しておりました。

 この日の宿泊客はどうやら私1人のようでしたが、翌日のチェックアウト時に、料金を払うためにクレジットカードを出し、「これ使えますよね」とオーナーに聞いたところ、少し間を置き、「いえ、ちょっと使えないんですよね」と返されました。

 この「少しの間」がポイントで、宿泊客が少ないから少しでも利益を確保したいという計算がオーナーの中で働いたことを私は見逃しませんでした。このペンションは、このようにしてリピーターを失っていくのです。

 あるガソリンスタンドには、「便利です!現金払い!現金で給油されましたお客様はその場でお釣りが現金で受け取れます」という看板が掲げられています(参考コラムキャッシュレス決済に消極的な店舗に共通する3つの特徴)。

 この看板の意図も、前述のペンションと同じものではないでしょうか。キャッシュレス決済の普及が進む現在、クレジットカードの手数料という経費負担を避けようとするのは、決して得策とは言えないでしょう。

利益が減る経費削減の事例2:修理費用をケチる

 前述のペンションに宿泊した日とは別の、ある日の出張は、現地にビジネスホテルがありませんでした。そこで温泉旅館に宿泊することとなりましたが、館内の大浴場の他に、野外にも浴場があり、そのお湯は非常に良質なものでした。さらには各部屋にもお風呂がついていますが、その入り口のドアには以下の張り紙がありました。
経費削減3つの失敗事例をガソリンスタンドはどう活かすべきか1
 この旅館、やはり私1人が宿泊客だったようですから、あえて工事中のお風呂がある部屋に案内したとは考えにくく、館内の全数十の部屋全てをこのようにしていると考えられます。実際に口コミサイトを見ると2年前から故障のままのようです。

 直せないのか直さないのかわかりませんが、結果として備え付けの施設が使えないことは、顧客は損をした気になります。この旅館もこのようにしてリピーターを失っていくのでしょう。

 セルフのガソリンスタンドでは、洗車の仕上げ場に掃除機やマット洗い機を設置しているケースが多いのですが、これに何日間も「修理中」の張り紙が貼られていることがあります。修理費用は削減することなく、早急に修理をして顧客の不満足を拭い去る必要があります。

利益が減る経費削減の事例3:テレビの電気代をケチる

 比較的、高級路線で展開している、ある飲食店のコンサルティングを開始するに当たり、顧客として入店したときのことでことです。入り口でスタッフの方に出迎えられ、席に通されましたが、そこでスタッフはテレビのリモコンを用いて電源を入れました。

 顧客がいない時に、テレビを点けっぱなしにしておくのはもったいないという考えなのでしょう。ですが、これは顧客にしてみると閑散とした雰囲気の店内に足を踏み入れることとなり、決して良い印象は抱きません。

 これは、ガソリンスタンドの待合室でも良く見受けられる光景です。「テレビのリモコンはご自由にお使い下さい」と書かれていても、足を踏み入れた場所の閑散とした雰囲気はどうしようもありません。テレビの電気代はケチらずに閑散とした雰囲気を防止するようにしましょう。

 今回のコラムでは、利益が減る経費削減の事例として1.クレジットカードの手数料をケチる、2.修理費用をケチる、3.テレビの電気代をケチる、を挙げました。その経費削減策は顧客満足度を下げることにならないか、慎重に検討する必要があります。

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この記事を書いたプロ

三上康一

ロードサイド店舗の儲かる仕組みを構築する専門コンサルタント

三上康一(株式会社ロードサイド経営研究所)

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