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三上康一

ロードサイド店舗の儲かる仕組みを構築する専門コンサルタント

三上康一(みかみこういち)

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コラム

求人効果の高い募集告知ができる美容室の集客力が高い理由

2019年5月15日 公開 / 2019年5月23日更新

テーマ:理容店、美容院の戦略

 自店の美容師が不足しており、お客様の待ち時間が長くなっていたり、予約が取りにくくなったりしている。このままでは、客離れが起きないか心配なので、求人広告を活用したり、店頭で告知をしたりしているが、応募者がない…。

 もしそのような状況の美容室があったとしたら、求める人物像が曖昧になっていないかを検討する必要があります。そしてその考え方は集客力向上にも役立つこととなります。今回のコラムでは、新規の美容師が確保しやすくなる方策を通じた美容室の集客力向上策について見ていきます。

ある美容室の募集告知

求人効果の高い募集告知ができる美容室の集客力が高い理由
 写真は、ある美容室の店頭に掲示されていた美容師募集の張り紙です(一部画像処理をしています)。一見、上手くまとまっているように見えますが、この告知物ではスタッフが集まりにくいことが想定できます。

 その理由は、この店舗が求めている美容師像が明確になっていないからです。「ステキな美容師さん」を募集している、とのことですが、この店舗にとっての「ステキな美容師さん」とはどのような美容師を指すのかが不明です。

 「ステキな」という言葉は、顧客とのトークが上手いことを指すのか、髪型の提案力が優れていることを指すのか、スピードや身のこなしの洗練さを指すのか、様々な捉え方があるはずです。

 よって、働く場所を探している美容師としては、この張り紙を見て応募していいのかどうか躊躇します。「私はステキな美容師なので応募しました」と言えるような奇特な方はそうそう居ないのではないでしょうか。

 そこで、以下のような告知内容に変える必要があります。

効果のある告知内容とは

 求職者が作成する一般的な履歴書の記載事項を考えてみると、居住地、経歴、保有資格、応募動機、性格、趣味などが記入されることになっています。これらは、自店で働いていただく人材かどうかを見極める際のポイントとなるため、店側が把握したいことであるはずです。

 よって、これらを募集の告知物に記載することは、どういう美容師を募集しているかが分かるため、該当する美容師は応募しやすくなります。例えば、「美容師歴3年以上で、独立するためにさらに腕を磨きたい方」、「人と話すことが好きな方」、「髪型の提案力を磨きたい方」、といった形です。

そして、この考え方を用いることは集客力向上にも寄与することとなります。

ターゲットを明確にする重要性

 ある2つの美容室があったとします。
 片方の美容室の経営者は自店を「とにかく当店に来店してくれた人のための美容室です」と言っています。もう片方の美容室の経営者は自店を「30代で小さなお子さんのいるワーキングマザーのための美容室です」と言っています。

 前者は、店内に置いている雑誌にせよ、ソファーの材質にせよ、整髪料にせよ、店舗スタッフにせよ、施術メニューにせよ、特徴を出すことができません。

 これに対して、後者の美容室はターゲットが明確であるため、「30代で小さなお子さんのいるワーキングマザー」が好むような雑誌、ソファー、整髪料、スタッフ、メニュー、さらには小さなお子さんが飽きないような工夫をして顧客満足を高めることが可能です。結果として、後者の集客力は前者を上回ることとなります。

 ターゲットを明確にすることは、特定の方のニーズを満たすための専門性を打ち出すことと言えるでしょう。この考え方により、人材と顧客の確保両面で効果を発揮することが可能となります。

 なお、求人の告知物に年齢と性別を記載することは、雇用対策法、男女雇用機会均等法により、原則として認められていない点に留意する必要があることを申し添えておきます。

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