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コラム

ホテル内で繁盛する飲食店が差別化対策として心がけていること

業種別の戦略

2018年7月4日 / 2018年9月21日更新

ホテル内で繁盛する飲食店が差別化対策として心がけていること

ホテル内の飲食店が提供する付加価値

 仕事柄、全国各地へ出張で伺うことが多いのですが、ほとんどの場合、宿泊が伴います。そして、出張先での楽しみの一つに、現地の美味しいものを食べることがあります。

 宮城県仙台市のあるホテルに宿泊したときのことです。多くのホテル同様、朝食はバイキング形式でした。置かれている料理は、サラダや卵料理、焼き魚、といったごくごく普通のメニュー料理でした。
 しかし、そのサラダに使われている野菜や、その卵料理に使われている卵は、当日の朝に採れた物でした。また、焼き魚は目の前でスタッフが焼いたものを提供していました。採れたての新鮮なもの、焼きたての熱々のものですから、非常に美味しかったことを覚えています。

 また、兵庫県姫路市のあるホテルに宿泊したときのことです。夕食をそのホテル内のレストランでいただくこととしました。思いの外、お酒が進み、5,000円程度の会計になったと思います。会計を終え、部屋に戻ろうとすると女将さんが「たくさん食べて、たくさん飲んでくれてありがとうございました」とにこやかにお見送りをしてくれて、何だか嬉しかったことを覚えています。

小さな差別化で大きな価値を提供する

 上記2つの事例は、当たり前のもの・ことに付加価値をつけることにより、当たり前のもの・ことを当たり前にしていないという好事例です。

 ホテルの朝食に、サラダ、卵料理、焼き魚が出てくるのは、当たり前のことなのかもしれません。しかし、その当たり前の食材は、採れたてのもの、焼きたてのものと、当たり前ではない素材、状態で提供しています。

 会計を済ませた顧客に「ありがとうございました」と言うのは、当たり前のことなのかもしれません。しかし、その当たり前の言葉に、なぜありがたいと思ったのか、という理由を付け加えることにより、当たり前のお礼ではないお礼にしています。

 この当たり前のもの・ことに付け加えられる価値が付加価値です。付加価値により、当たり前のもの・ことが当たり前でなくなります。そして、その付加価値が大きければ大きいほど、高価格設定ができたり、顧客の感動を呼び起こしたりすることができ、客単価やリピート率の向上に繋げることが可能となります。

 さて、貴店では、当たり前のもの・ことを当たり前にしないために、どのような付加価値をつけることができるでしょうか?

付加価値をつけた事例としては以下の記事も参考にしてください。
繁盛店の特徴とは
価格競争を回避するには

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