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松﨑豊

終活と姻族関係終了のコンサルティングとサポートの専門家

松﨑豊(まつざきゆたか) / 姻族関係終了コンサルタント(死後離婚アドバイザー®)

松﨑行政書士事務所

コラム

中高年のための現在・過去・未来を『生き抜く(息抜く)』書類 「姻族関係終了届」㊽ -Q&A編㊲- 生前贈与されていると忘恩行為になるのか

2021年9月15日

テーマ:姻族関係終了届

コラムカテゴリ:法律関連

コラムキーワード: 夫婦問題 相談相続問題離婚問題

松﨑行政書士事務所では、姻族関係を終了させる手続きについてサポートしています。
(いわゆる“死後離婚”についてコンサルしています)

今回も、「姻族関係終了届」に関していただいた質問の中から紹介します。
過去のQ&Aについては、下記からどうぞ。
Q&Aの①「義理の父親との姻族関係」はこちら
Q&Aの②「義理の父母と息子(孫)の関係」はこちら
Q&Aの③「親の再婚相手の扶養義務」はこちら
Q&Aの④「子どもの配偶者の扶養義務」はこちら
Q&Aの⑤「届出を相手方に知らせるには」はこちら
Q&Aの⑥「戸籍の身分事項欄に記載される「姻族関係の終了」の文字」はこちら
Q&Aの⑦「離縁をしてない状態での「復氏届」」はこちら
Q&Aの⑧「姻族関係とはどこまでの親等か」はこちら
Q&Aの⑨「再婚者の連れ子同士は親族か」はこちら
Q&Aの⑩「夫婦関係はいつ終了するのか」はこちら
Q&Aの⑪「遺骨は親族と配偶者のどちらが引き取るべきか」はこちら
Q&Aの⑫「届けを出した妻はどこのお墓に入るべきか」はこちら
Q&Aの⑬「嫁ぎ先のお墓に入らなくてすむ方法」はこちら
Q&Aの⑭「別居中の身でも遺骨や位牌を引き取るべきか」はこちら
Q&Aの⑮「旧姓に戻っても夫と一緒のお墓に入るには」はこちら
Q&Aの⑯「死亡届と姻族関係終了届を同時に出せるか」はこちら
Q&Aの⑰「主人の遺言書に届け出を書いて有効か」はこちら
Q&Aの⑱「義兄が相続に干渉してくる」はこちら
Q&Aの⑲「義両親に戸籍謄本で追跡される?」はこちら
Q&Aの⑳「同居の義母(姑)に家を出て行ってもらえるか」はこちら
Q&Aの㉑「婚姻の“無効”と“取消”では、姻族関係の終了も違う?」はこちら
Q&Aの㉒「復氏届を取り消してまた主人の姓に戻るには」はこちら
Q&Aの㉓「成年後見人を辞任する「正当な事由」とは」はこちら
Q&Aの㉔「成年後見人と親族の義務の範囲」はこちら
Q&Aの㉕「認知症要介護4で届け出が可能か」はこちら
Q&Aの㉖「「配偶者居住権」取得して義母と財産分割」はこちら
Q&Aの㉗「認知症の義母を孫嫁に任せるべきか」はこちら
Q&Aの㉘「義両親が死亡保険金を遺産分割せよと言う」はこちら
Q&Aの㉙「戸籍に記載したい「認知」の事実」は こちら
Q&Aの㉚「直系姻族間の出生子を「認知」できるのか」はこちら
Q&Aの㉛「連れ子と縁を切って 戸籍を分けたい」はこちら
Q&Aの㉜「連れ子の戸籍が筆頭者除籍で子のみの戸籍となってしまう」はこちら
Q&Aの㉝「家督相続制度(旧民法)時代の婚姻事情」 はこちら
Q&Aの㉞「家系図作成のための実母の戸籍取り寄せ」 はこちら
Q&Aの㉟「なぜ姻族関係終了届出件数は増えているのか」 はこちら
Q&Aの㊱「姻族関係終了届を出しても喪中となるのか」 はこちら

Q&A㊲
質問.
主人が亡くなってからまもなく三回忌を迎えようとしています。

主人の存命中、主人の両親が私たち夫婦に対して、
将来的な介護を期待してのことだと思いますが
(また、相続対策としてかもしれませんが)、
一部の土地を贈与してくれています。

しかし、近ごろ(とくに主人が亡くなってから)、
義両親の必要以上のアプローチに気が滅入ってきています。

ここでもし、私が「姻族関係終了届」を出した場合、
その行動が背信行為(はいしんこうい)にあたり、
贈与された土地を返還しなければならなくなるのでしょうか。
また、義両親から土地の返還を求められたりするのでしょうか。


回答.
一般的に、贈与の行為の背景には、何らかの情宜(じょうぎ)関係が存在するものです。
そうであれば、受贈者がその関係性を破壊するような行為に至った場合には、
贈与者が贈与の撤回や解除をすることがあります。

このような関係性を破壊するような行為を「忘恩行為(ぼうおんこうい)」とか
「背信行為」といいます。

しかしながら、忘恩行為による贈与の取り消しについては、民法にその規定はなく、
あくまでも判例において例外的に認められる法理なのです。

したがって、質問者の場合、返還すべきかどうかは、
生前贈与の方法や契約書の有無など、生前贈与に何らかの条件を付ける負担付贈与が
どの程度の効力を持つかによると思われます。

過去の判例においても返還義務「あり」「なし」の両方の判決が存在し、
解釈上の難点がいまも各所から指摘されている状況です。

姻族から負担付生前贈与を受けていた場合で、「姻族関係終了届」を
考えているのであれば、事前に専門家に相談されたほうがいいでしょう。


今回はここまで。また来週。 人生を大切に生き抜く(息抜く)。

姻族関係終了コンサルティング。
姻族関係終了届出代行。

この記事を書いたプロ

松﨑豊

終活と姻族関係終了のコンサルティングとサポートの専門家

松﨑豊(松﨑行政書士事務所)

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