マイベストプロ埼玉
  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ埼玉
  3. 埼玉の法律関連
  4. 埼玉の遺産相続
  5. 松﨑豊
  6. コラム一覧
  7. 終活へ~中高年のための生き方名言416 終活難民~あなたは誰に送ってもらえますか 星野哲の言葉③(立教大学大学院21世紀社会デザイン研究/エンディングデザイン)-誰にも迷惑をかけられない-
松﨑豊

終活と姻族関係終了のコンサルティングとサポートの専門家

松﨑豊(まつざきゆたか) / 姻族関係終了コンサルタント(死後離婚アドバイザー®)

松﨑行政書士事務所

コラム

終活へ~中高年のための生き方名言416 終活難民~あなたは誰に送ってもらえますか 星野哲の言葉③(立教大学大学院21世紀社会デザイン研究/エンディングデザイン)-誰にも迷惑をかけられない-

2021年7月22日

テーマ:終活に関する名言

コラムカテゴリ:くらし

コラムキーワード: 終活 いつからエンディングノート遺言書 作成

松﨑行政書士事務所では、中高年の方に励みとなるような名言を紹介しています。

今回は、立教大学大学院兼任講師、東京墨田看護専門学校非常勤講師である星野哲(ほしのさとし)の言葉その③を『終活難民~あなたは誰に送ってもらえますか』(平凡社新書)より紹介します。その他の著書には『葬送流転~人は弔い、弔われ』(河出書房新社)、『遺贈寄付 最期のお金の活かし方』(幻冬舎)などがあります。言葉その①はこちら、言葉その②はこちらから。

― 星野哲の言葉 ―
『たとえ家族に頼れなくなっても、様々な人たちの支えを得ながら住み慣れた地域で最後まで生きる。死後のことに心煩わせることもなく、縁を結んだ人たちとの関係性の中で看取られ、弔われる。そんな社会が実現できれば、誰もがそんな暮らしを送れればと思います。夢想に過ぎないでしょうか?』 

「夢想に過ぎないでしょうか?」-。
星野氏はそういいます。
私が思うには、まず、日本人は“死”というものに目を向けたがらない傾向が強いと思います。
生と死は常に隣り合わせであるのに、自分は死なないというような生き方をしている人が、たくさんいるように見受けられます。
誰もが迎える“死”について、正面から向き合う人がもっと増えていくことで、社会の価値観が変わっていき、“夢想”でなくなる日が来るのだと思います。

星野氏はいいます。
『いま社会は「個人化」が進んでいます。それは家族や地域といった、自分を取り巻き、ときに支えてくれた共同体の力が弱まり、あらゆる事柄を自分自身で受け止めることが否応なく求められる、自己責任が声高に主張される社会です。個人では本来どうしようもない、国や社会が受け止めるはずの責任までもが個人にのしかかります。死の重み、受け止めもまた個人にゆだねられます。かつてのように地域共同体や家族が死者を弔い、「ご先祖様」として死に意味づけや永続性を与えてくれることは期待薄です。個人化こそが、終活難民発生の背景なのです』

そうですね。
2000年にスタートした「介護保険制度」は 、まさに「個人化」が進んだことで、家族や地域で支えきれなくなった高齢者を社会全体で支えていこうとする制度なのですね。
ただ、「介護保険制度」では、“終活難民”を最期まで救済することはできません。「葬送」についても、“社会化”する必要があるという星野氏の想いには共感します。

星野氏はいいます。
『葬送の社会化と、それを支える「弔われる権利」という概念のあり方について考える。それにより死から人生を見返す、いわば逆立ちした視点が得られることになります。個人化社会のありようや、ひいては人間の尊厳とは何か、尊厳を守る社会とはどんな社会なのかを見直すきっかけになるでしょう』

星野氏は著書の中で、「個人化社会」に対する自治体の先行取り組み事例として、足立区の社会福祉協議会 「高齢者あんしん生活支援事業」を紹介しています。そして、その後には、横須賀市などが同様の取り組みを開始しています。
しかし、まだまだ課題もあり、他の自治体への広がりとしては今ひとつと思いますが、これからの超高齢社会を鑑みると、「葬送の社会化」は避けて通れないのではないでしょうか。

【星野哲の言葉】『有名なラテン語の警句「メメント・モリ(死を想え)」には、「生は虚しいから執着するな」という意味合いと、「人は死ぬのだから生を楽しめ」という、相反する使われ方があるそうです。そのことは、死を考えることと生を考えることが不可分であり(死は生と表裏一体であり)、死を意識することは生を意識することであり、よりよく生きることにつながるということである』

終活相談
エンディングノートコンサルティング
遺言書、尊厳死の宣言書(リビングウィル)コンサルティング

この記事を書いたプロ

松﨑豊

終活と姻族関係終了のコンサルティングとサポートの専門家

松﨑豊(松﨑行政書士事務所)

Share

関連するコラム

コラムのテーマ一覧

松﨑豊プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
090-8561-7792

 

※コンサルティング中などで電話に出られない事があります。「メールでお問い合わせ」のご利用が確実です。
※営業の電話はお断りします。 ※非通知番号は応答できません。

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

松﨑豊

松﨑行政書士事務所

担当松﨑豊(まつざきゆたか)

地図・アクセス