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松﨑豊

終活と姻族関係終了のコンサルティングとサポートの専門家

松﨑豊(まつざきゆたか) / 姻族関係終了コンサルタント(死後離婚アドバイザー®)

松﨑行政書士事務所

コラム

中高年のための現在・過去・未来を『生き抜く(息抜く)』書類 「公正証書遺言書」⑤ -4.これが公正証書遺言書のデメリット事項だ-

2021年5月11日

テーマ:公正証書遺言書

コラムカテゴリ:法律関連

コラムキーワード: 遺言書 書き方相続対策行政書士 相談

松﨑行政書士事務所では、遺言書作成についてサポート、コンサルしています(終活全般でも対応しています)。

前回は、「公正証書遺言書」についての話として、<3.公正証書遺言のメリット>について述べました。
今回は、<4.公正証書遺言書のデメリット>を解説いたします。
前回までのコラム「公正証書遺言書」はこちらから、コラム「自筆証書遺言書」はこちらから

〖 公正証書遺言作成の流れ 〗
1.公正証書遺言とは
2.公正証書遺言作成の手順
 2-1.公証人との打合せの前にしておくべきこと
 2-2.公証人との打合せから公正証書遺言作成まで
3.公正証書遺言のメリット
4.公正証書遺言書のデメリット
5.公正証書遺言と自筆証書遺言の保管制度のどちらを選べばよいのか

本日は、4.公正証書遺言書のデメリット についてみていきます。

- 4.公正証書遺言書のデメリット -
安全で確実な公正証書遺言であるからこそのデメリットもあります。この点は有効な遺言書を作るために避けられないポイントでもあります。(一方、公正証書遺言のデメリットは、その裏返しとして自筆証書遺言のメリットになります)

【手続きに時間がかかる】
公正証書遺言は、証人を探し、公証人と打ち合わせをし、作成の手続きを行うといった、手間のかかる手順を踏むため、時間もそれなり(場合によっては数か月)にかかります。それは、「確実性」を作り上げるために必要なのものともいえます。

【手続きに費用がかかる】
公正証書遺言は、作成にそれなりの費用がかかります(最低でも3万円以上はかかると思ってください)。公証人の手数料は遺言に記載する財産の額、遺言で財産をもらう人の数で変動します。また、証人を遺言者自身が用意できなければ、証人の報酬も併せて発生します。証人は2名必要で1人につき1万円前後です。詳細は、下記の『公正証書作成手数料』を参照してください。(一方、自筆証書遺言保管制度にかかる費用は3900円です)

【遺言の内容を他人に知られる】
公正証書遺言は、作成時に公証人と2人の証人がその内容を知る必要があります。プライバシーを重視する方は、公正証書遺言をあきらめざるを得ないかもしれません。(一方、法務局の保管制度を利用の場合、その内容を知るのは、基本的に保管官のみです)

【遺言の内容の変更が大変である】
変更箇所が遺言内容に影響を与えないようなもの(住所変更など)であれば、変更も簡単にできますが、遺言の内容自体の変更の場合は、1から公正証書遺言を作成するときと同じ手続きを踏む必要があります。当然ながら、費用、時間が同じようにかかります。(一方、法務局の保管制度を利用の場合でも、遺言の内容自体の変更の場合は、再度保管申請手続きをする必要がありますが、元々の費用が安いうえに、遺言者1人で申請手続きができるので、公正証書遺言の変更に比べれば簡単です)

■公正証書作成手数料(公証人手数料令第9条別表による)
遺言書の財産の合計金額     手数料
 100万円以下          5,000円
 100万円を超え200万円以下   7,000円
 200万円を超え500万円以下   11,000円
 500万円を超え1,000万円以下  17,000円
 1,000万円を超え3,000万円以下23,000円
 3,000万円を超え5,000万円以下29,000円
 5,000万円を超え1億円以下  43,000円
注1. 渡す相続人ごとに計算される
注2. 遺産金額が1億未満の場合は、11,000円(遺言加算)が加算される

 上記を一般的な家庭の例で試算してみると…
<前提条件>
・遺産総額5,000万円
・相続人:妻、子供A、子供Bの計3人
・相続人の遺産の内訳(妻2,000万円、子供1,500万円×2人)
<費用計算>
手数料23,000円×3人=69,000円

公正証書の手数料は69,000円となり、さらに証人2人分の日当(10,000円の場合)と、遺言加算費用11,000円を加えると、トータル10万円程度となります。


今回はここまで。
遺言書をつくるなら、元気なうちに。
では、また来週。 今を大切に生き抜く(息抜く)。
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相続手続きコンサルティング

この記事を書いたプロ

松﨑豊

終活と姻族関係終了のコンサルティングとサポートの専門家

松﨑豊(松﨑行政書士事務所)

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