自分と向き合う大切さ

2017年7月6日公開 / 2021年6月14日更新

テーマ：生きづらさを感じる時

コラムカテゴリ：メンタル・カウンセリング

今日は自分らしさを取り戻すために「自分と向き合う大切さ」をお話ししたいと思います。

大切な家庭環境

人は皆、幼い頃からの環境、家族の中でコミュニケーション等、生きていくためにとても大切な事を学んで育ちます。
自分の気持ちの伝え方や人とのかかわり方、心の守り方、思いやり、生き方など、様々な事を育った環境から学んでいくのですが、不健全な家庭環境、安全な家庭環境でなかった場合（身体的、精神的、性的虐待がある場合）、その環境から不健全な考え方を学んでしまいます。

感情のコントロールがうまく出来なかったり、人間関係がうまく築けなかったり、自己否定や悲観的な考え、傷つきやすい心など、大きな影響を受けて生きづらさを感じてしまいます。自分でも気付かぬうちに子どもの頃に受けた心の傷が、今の自分を動かしていたリ、「あんな親にはならない」と思っていたはずが、同じような言葉や態度、考え方で行動したりするのです。

自分と向き合う

この作業は時として、隠していた自分の心を見つめる事になり、辛い気持ちが出る事もありますが、自分の家庭環境での不健全な考え方やコミュニケーション、行動を理解することで健全な考え方に意識して直すことが出来ます。負の連鎖を断ち切り、事実は事実として認識し、心の傷を見つめ、受け入れて、痛みを取り除くことができます。

過去は変えられませんが、これからの生き方は変えられます

ちゃんと自分と向き合い、過去に対する考え方が変わると、その過去は少し違った物に見えてきます。人を恨んだり憎んだり、あるいは自分を許せなかったりしていたことが、自分と向き合う事で受け入れて、前向きになれたりします。ちゃんと自分に向き合うことが出来ると、過去に縛られることもなくなります。

もし、今生きづらさを感じている方は、あきらめないでください。本来の自分を取り戻し、人として成長して、健全なコミュニケーションを取り戻すことは可能です。

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この記事を書いたプロ

心についた癖や行動を取り除き生きやすくするカウンセラー

飯塚和美（カウンセリングルーム『大空』）

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