気持ちをぶつけてもすっきりしない理由

2016年10月17日公開 / 2019年3月11日更新

テーマ：考え方を変えてみる

コラムカテゴリ：メンタル・カウンセリング

今日は前回の続き、「親しい人へ分かってもらえない、伝わらない」、気持ちをぶつけても理解されていると思えずに「自分の気持ちがなぜすっきりしないのか」というお話をしたいと思います。

「相手はなぜわからないの？」
「なぜ、あんなことをしたのか？」
「相手に自分がどれだけ傷ついたのか分からせたい」
そんな思いで気持ちをいくらぶつけても
「分かってもらっている気がしない」
「理解されなくてもやもやする」
「いくらあやまられても心からあやまられている気がしない」
ずーっとそんなすっきりしない気持ちを抱えている方は多いと思います。

それは、相手中心、相手の気持ちを考えて推測したりする、相手が主役になる考え方にあると思います。自分ではない人の気持ちが「どう考えて、どうすまないと思っているのか」なんてすっきりと理解できるわけがありません。だからいくら自分の気持ちをぶつけても、心に深い傷を負っていたら「あー、すっきりした」なんて思えない（思いたくない）のです。

相手に求める関係を卒業して【相手を認める関係】になってみませんか？
人間である以上、すべてにおいて完璧でいる人なんて存在しません。「良い部分も悪い部分も、間違いもあるのが人間です」どうしても許せないのなら離れるしかありませんが、それが出来ない相手なら、相手と心理的に離れること、相手と自分が同じ価値観ではない事を理解して、認め合える関係を目指してみましょう。

相手を否定していると、その否定は自分に返ってくることも多いはずです。
「この人はこういう性格なんだ」と理解して、否定するのではなく、もちろん自分だけが我慢するのではなく、理解したうえで、自分の気持ちをはっきりと伝える工夫をすると、今よりずっと良い関係になれると思います。

つらい思いや心の悩みを抱えている方、思い切ってカウンセリングに来ませんか？
一人で苦しまないで、一緒に少しでも楽になれる解決策を探しましょう。

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