コラム
物事をありのままに見つめていますか?~事実と思い込み~
2016年1月5日 公開 / 2022年2月7日更新
今日は頭に浮かぶ「偏りのある思考」の話をします。
何か問題が起きた時、物事をありのまま冷静に偏りなく見る事は結構難しいものです。頭に浮かんでくる考えはたいてい偏ることが多いもの、これを「認知のゆがみ」と言います。この「認知のゆがみ」は自分のフィルターを通して見てしまうという事で、プロのカウンセラーであっても事実を完全に客観的に見る事は難しいものです。
例えば、失敗することが続いてしまうと「自分は何をやってもだめだ」と思い込んでしまいますが、よく考えてみると今までずっと失敗ばかりしているわけではありません。「失敗することもあれば成功することもある」それが事実です。
では、客観的に事実をとらえるにはどうしたらいいのでしょうか?
自分の視点で見るばかりではなく、他人の視点「自分が友達だったらその友達にどうやってアドバイスをするのか」を考えてみましょう。慰めではなく、現実的なアドバイスです。自分自身のことだとプラスのことも否定してしまいますが、友達にならちゃんとプラスの部分も認めつつ、現実的に見ることも可能だと思います。
心に浮かんでくる考え方のゆがみは心をつらくします。現実的にありのままに修正していきましょう。
失敗が続いてダメな人間だと思うときには、現実的には「ミスすることもあれば、うまくいくこともある」と事実をありのままに考えましょう。「みんなから嫌われている」という思いが浮かんだときは、全部の人に好かれることは不可能なので「自分のことを好きじゃない人もいるだろうが、好きだと思う人もいる」今まで生きてきた中で全部の人から嫌われてきたというのは非現実的です。人から好かれた過去もあったはずです。
大切なのは、マイナスの部分も認めたうえで、プラスのことも受け入れる。今までのゆがんだ思い込みを外しましょう。
「絶対こうあるべきだ」という自分のルールは捨てて、「こうあることは理想だが、そうでないこともある」と修正する癖をつけましょう。過去の自分の考え方にとらわれず、新しい現実的な視点で物事を見ることができれば、今よりずっと楽になれると思います。
https://mbp-japan.com/saitama/cc/kiaozora/column/eNortjIytlLKKCkpKLbS18_JLNHLyczL1s_Pr8ovSlSyBgCicwqF/
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