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澤根慎児

働く人と関わる全ての人を応援するカウンセラー

澤根慎児(さわねしんじ)

ヒトらぼ

コラム

問題が教えてくれる気づき、きっかけ

対人関係の中で、頑張れば頑張るほど問題が大きくなっていくことがあります。当然、それを望んでいるわけではないのですが、もがけばもがくほど絡みついて動けなくなるような自体に陥るケースも見られます。親しい関係の中で起きやすい出来事ですが、その解決は簡単ではありません。親しいからこそ、解決できなくなるとも言えます。

多くの方は、生きてくる過程の中で、自分なりのやり方、スタイルというものができあがっていきます。それは、その人の武器でもありますし、これまでの人生を乗り越えてきた大切な力と言えます。ところが、なぜかその力が上手く働かなくなることがあります。頑張れば頑張るほど、状況が悪化していきます。

家族関係などの中で、起きていることが多いように感じますが、多くの場合、双方は困り果てているという状況で、そこには力関係が生まれてしまいます。何かしらの行為あるいは目的に対して、出来ない、果たせないという状況から始まり、一方は助けようとする、一方はなんとか使用と努力する、そういった関係の中で、その助け方が問題を生み出すことになることが多いのが実際です。

もちろん、助けている、あるいは最善と思い協力している、ということも真実なのですが、それが最善なのか、という観点ではズレてしまうことが多と感じます。

絡みついてしまうような問題は、多くの場合、双方が疲弊していきます。「なんで」という疑問が頭の中を駆け巡り、なんとかしようと努力して、結果、諦めてしまう、あるいは、「自分が悪い」という強い自責に襲われ、余計に動けなくなっていく、なんとかしようと思えば思うほど迷宮の中に入り込んでしまっているような状況になります。

自分という存在と相手という存在、違い存在だとはわかっていても、その違いを自分の中に取り込むことは、親しい関係であればあるほど、難しくなっていきます。その影には、自分の問題として解決していこうと思う前向きな事情もあると感じています。

自分と相手、その関係は夫婦の場合、親子の場合、カップルの場合など様々な形がありますが、自分か相手、その2択だけではなく、ふたりあるいは関係性、というもうひとつの見えない存在があると考えておくことも大切です。

自己責任という言葉が強調され、個という存在が非常に大切な時代になっていると思います。答えは全て自分の中にある、一人称で語る世界も必要なものです。それでも、親しい関係であればあるほど、「私たち」という表現で生き方、問題を語っていくことも、一人称の世界を非常に豊かに広げてくれるもの、そして、親しい人を大切にする、ひとつのあり方、そんな考え方もあっていいのではないか、と思うのです。


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