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澤根慎児

働く人と関わる全ての人を応援するカウンセラー

澤根慎児(さわねしんじ)

ヒトらぼ

コラム

様々な歩き方、目指す未来と積み上げる未来

自分のやっていること、思っていること、人はいろいろな形で、意図する、意図しないに関わらず発信しています。また、それを周囲の人は受取っています。その結果、当人と受取る側でその認識が変わることもよくあることです。

ふと自分の生き方を考えて、「なんでこんなことが」「自分のやっていることに意味はあるのか」「無駄なことをしていた」など、思いや気持ちがわき出てくることは多いと思います。そのきっかけは、ミスかもしれないですし、予想外の出来事かもしれないし、誰かの一言、あるいは、まったく突然わき出てくることもあるでしょう。

そんなとき、どうしても「意味」を考えてしまうことが多いようです。人生の意味や自分自身の存在意義かもしれません。「私」という存在自体を揺るがしかねないテーマでもありますので、簡単に消化もできませんし、気持ちを切り替えるのも容易ではありません。どんどん深みに入っていくこともありますし、決して楽なものでもないと思うのです。

人は、様々な歩き方で自分自身の人生を歩いて行きます。多くの人や環境の影響を受け、与え、その人なりの歩き方で進んでいるように感じます。それは善し悪しの世界ではなく、その人の精一杯がそこに存在します。

ある方は、なりたい姿、目指す姿、あるいは期待があり、そこに向かって突き進むような歩き方で進みます。目指すもののために、最適なやり方、努力を選んでいきます。場合によっては、他の無関係と思われるものには手を出さず、あるいは諦めることで、道を進んでいくこともあるでしょう。そうやって、目指す姿を作り続けていきます。

ある方は、なりたい姿、目指す姿は見つけられない中で、今できること、自分にできることを、ひとつひとつしっかりやっていくこと、それをひたすらに続けることを大切にしていきます。もしかすると、不効率だったり不器用だったり、そんなふうに受けとられることもあると思います。それでも、今できること、それを積み上げていくことに注力して歩いて行きます。

生きる「意味」にぶちあたってしまったときは、その人が思う効果を感じることができずに、未来への意義を失い、今までを否定せざるを得ない状況に近いとも考えられます。即効性のある特効薬はないのかもしれません。

そんな時に、自分はどうなりたいのか、どこに行きたいのか、という問いは、あまり効果がないように思うのです。人には様々な歩き方があります。目指すところに向かう人、今でいること集中する人、そして、転機に応じて進み方を変える人、それぞれの力加減、さじ加減を含めて、多様な歩き方があります。

その歩き方が、今の自分に合っているのか、あるいは、どれが悪くはないと思えるのか、そんな観点で歩き方を変えることがあってもいように思うのです。

少なくとも、「意味」を感じているのは、当事者よりも、周囲の人であることが多いと言えるでしょうし、それは、影響を受取っているからこそ感じることでもあります。

人には様々なありき方があり、人は影響を与え合い、受け合い、それぞれがその意味づけをすることもあるかと思います。そのそれぞれ時間軸が異なる関係性こそに、意味が生まれるように思うのです。

歩き方の選択肢を増やし、意味を広げていく、そんな考え方を選んでもいいのかもしれません。

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