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澤根慎児

働く人と関わる全ての人を応援するカウンセラー

澤根慎児(さわねしんじ)

ヒトらぼ

コラム

キレる人との関係性~対人関係を考える

難しい人と思ってしまうとき

2018年3月20日 / 2018年3月27日更新

人の感情というのはなかなか難しいもので、特に、瞬間的に湧き出てくるものもあります。
特に、怒り、として表出されるものは、周囲の人にとって扱いにくいもののひとつです。

「切れる」と表現されるような突発的な怒りの表現、身近な方にもいらっしゃるかもしれませんね。普段からイライラして怒りを出している人ではなく、普段はいい人なのに、温厚なのに、というケースも多いようです。

しかもその表出が瞬間的なので、それを受ける側としたら、不意打ちのようなもので、場合によってはいつもビクビク警戒しなくてはいけないことになります。このような状況はとても居心地が悪いものです。このような関係は身近な関係の場合に起きることが多いように感じます。夫婦、カップル、親子あるいは、それに類する関係になるでしょうか。

「切れる」その瞬間は、本人にとってもなかなか制御し難いようです。
一方で、その結末は、お互いが嫌な気持ちになって終わる、さらに何の結論も出なかった、ということになります。つまり、現状維持が多いのではないでしょうか。それは、怒りを表出する側の望む結果になることが多いようです。少ないケースでは、怒りを向けられた側の望む結果になることです。これは、怒りを出した側も、受け入れざるを得ないほどの状況ということです。

この「切れる」という行為、コントロールの視点から考えることもできます。

自分の思い通り、期待通り、あるいは問題を起こさないように選んだ行動であったはずなのに、予想外の出来事が起きる。それは、考えた結果の想定外、避けたはずの結果、であるために、不意打ちをくらったような衝撃となり、「切れる」という形で相手に対して不意打ちをすることになります。そうやって、なんとか結果をもとに戻そうとする狙いがあることが多いようです。意識しているわけではない場合が多いようですが、そうすることが非常時の対応として ”うまくいく” という学習の結果、とも言うこともできそうです。また、受ける側が「切れる」きっかけを無意識に作ることがあります。これも、怒られようがどうであろうが、得たい結果を得るための学習した結果であることが多いようです。

どちらの立場でも不意打ちに対して冷静にいることは難しいものです。
それでもお互いに不快になるような結果を引き起こしてしまうのも嫌なものです。

そのためには、簡単ではありませんが、「切れる」側には、この人の前では安心なんだという気持ちを持つ関係になることができるか、受ける側には、この人が切れたものにある不安やそれを回避する努力はどこにあったのか、を理解して認めること、そのあたりがキーポイントになりそうです。あるいは、「切れる」側は、怒らせことで何を本当は得たいのか、受ける側は、そうまでして手に入れたい結果が得られなければ何が起きるのかという不安、そのあたりも大切なところになります。

素直に求めるもの、あるいは手に入れられないかもしれない不安、そんな気持ちが話すことができるような、いい関係になるために何ができるか、考える機会も大切だと思います。


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