弊社では海外向けSDS作成のためシステムを活用し海外グループ会社を含めた運用を実施しています。導入時には見えなかったバージョンアップ時の安定性、メンテナンスに関わる負荷（人的、金銭的）への課題があり、10年先を見据えたシステム利用に関して再調査の必要性が出てきました。しかし、入手可能なパッケージシステムの機能調査や評価、メンテナンスに関わる負荷やフォロー体制など、自社で対応するには経験や知識、労力の面でかなりハードルの高いワークであることが想定されました。
　評価においては、中立的な立場が必要であることから、SDS作成や化学物質管理のシステムに関して知見も経験も豊富なCA Japanへ相談し、調査を受けてもらいました。カタログ的な表面情報だけでなく、日本における対応力や体制についてシステム会社へヒヤリングを実施してもらいました。その調査内容や結果は弊社のシステム評価視点としても大変参考となるものでした。さらに、第二フェーズでは第一フェーズで選別した候補となるシステムに関して、利用されているユーザー様とのヒヤリングの場を設定して頂き、参考となる意見を頂戴することができました。
　今回の調査により、目的である将来のシステムの方向性が分かり、さらに現行の運用上の課題点が見つかったことは大変有益であると感じています。