まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ埼玉
牧野俊浩

介護予防のために「声みがき術」を提案するセラピー音楽家

牧野俊浩(まきのとしひろ)

有限会社文化センターボックス

コラム

高齢者の介護予防のための声みがき術 声を出す準備  倍音の法則 

音楽セラピー(音楽療法)

2012年10月10日 / 2014年7月3日更新


「倍音の法則」

この法則に気づいてしまった貴方の耳は、特殊な聞き方をするようになるでしょう。人間の声にしろ、物音も、ノイズを含めて全ての「音」に興味がわいてくるはずです。

例えば、一昔前なら、かすかに聞こえてくる他人のヒソヒソ話に聞耳をたてる時に、「耳がダンボ!」などという表現をしましたが、まさに全身で、「音」や「声」を聞くようになるはずです。

この「声みがき術」は、改めて言いますが、「コミュニケーション力」を高めるために考案したものです。

小手先の「会話術」ではなく、自分自身を心身ともに良い状態におきながら会話を続けることで、貴方自身とともに、相手、ひいては社会全体を幸せにするのが「声みがき術」の目的です。

最終到達点は、自分自身の声のホームポジションを探り当て、その音程で語る事です。その事で、貴方は「声」だけでなく、身体全体で相手に語りかける事ができるようになるのです。

それはとても気持ちの良い体験です。

人間は、気持ちの良いことならば、いつまでも続けることができます。

「声みがき術」を学びはじめたほとんどの方が、途中で挫折することなくレッスンを積み重ねておられるのは、その気持ち良さを味わうことに、ハマってしまうからなのでしょう。

このコラムでは、少し目先を変えたアプローチで「声みがき術」の活用方法をお伝えします。

仲が良く、コミュニケーションが良く取れている仲間との会話は楽しいものですね。
よく「あいつとは波長があう」などと表現をします。
相手が喋っているときも、たくさん相槌を打ち、相手の気持ちの中を漂っているような気がしますね。

そうです。それが大きな要因なのです。

お互いが喋っている声の高さ、つまり「音程」に少し気を巡らすことで、会話は更に楽しいものになってゆきます。


トレーニングの方法をお伝えし、結論を急ぎましょう。


<トレーニングの方法>
相手の喋っている基本的な音程を見つけて、貴方もその音程の中を漂って喋るのです。

低い音程で喋る方との会話には、自らも低い声を使います。
逆に高い声との会話では、なるべく自分の声を高めて喋ってみるのです。

当然、男性と女性とでは声の高さはオクターブ以上違っているといっていいでしょう。でもピアノを例にとって考えてみれば、オクターブ違っても「ド」は「ド」ですし、「ミ」は「ミ」なのです。それに気がつけば、同じ音程を見つけることはそれほど難しいことではないと思います。


このコラムでは「倍音」という言葉を使いました。
音楽的な言葉です。

詳細は下記のサイトをご参照ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%80%8D%E9%9F%B3

初めてこの言葉をお聞きになった方には、ちょっと難しいかもしれませんが、簡単に言えば、一つの音程の中には、幾つもの別の音程が含まれているという事です。

最初の音程を第一倍音と言い、そのオクターブ上の同じ音が第二倍音、第三倍音は5度上の音程。その辺りまでは、注意して音を聞き取れば、誰でも気づく音です。

もっと具体的に言いますと、最初の音を「ド」と考えると、オクターブ上の「ド」、それから5度上の「ソ」の音を聞き取ることができるということです。その上にも沢山の倍音が生み出されますが、そこまでを話題にすると、混乱しますので、とりあえず、この三つの倍音をここでは取り上げて活用します。


これらは言わば、親子、親類、親友の関係にある音程です。

相手の喋っている音程そのままで受け答えをしてみる。
性差があればオクターブ変えて反応してみる。
音程を聞き取ることばかり気にしていて、話の流れが単調になり過ぎたと思ったら、今度は、5度変えて声の表情を変えてみるのです。

はじめはかなり高度な術に思えるかもしれませんけど、慣れてくれば、結構自然に反応できるようになると思います。

「そんなことしてたら、会話が弾まないじゃん!」と仰った貴方。

その時に生み出される「間(ま)」が実は、会話のスパイスになることもあるのですよ。 

「倍音の法則」是非試して見てください。
声の上でも、「同質」である事の安堵感は想像以上のものだと思います。


余談ですけど、たまに私は樹木と話すということなどをしてみます。
樹木それぞれにも響きがあります。その身体を傷めないように注意しながら、少し固めの枝や、げんこつなどでコンコンと樹木を叩いてみるのです。

樹木があまり湿りすぎている場合や、細い枝などでは、響きが音程として感じられないかもしれませんが、耳を澄ませて音程を聞き取るようにして、色々な樹木を鳴らしてゆくと、きっとそれぞれが音程として響いてくる瞬間があると思います。

そこで、ここで学んだオクターブ上の音や、5度関係の音をハミングして樹木に語りかけてみるのです。それらの音程は、もともとその樹木の中に潜んでいる音です。
しばらくそれを続けているうちに、本当に樹木と会話をしているような気分になり、とても優しい感覚が蘇ってくる不思議さ。

もし、話しかける仲間が見つからなければ、こういうお楽しみがあってもいいじゃないですか。
声の教室

この記事を書いたプロ

牧野俊浩

牧野俊浩(まきのとしひろ)

牧野俊浩プロのその他のコンテンツ

Share

牧野俊浩プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
04-2998-0750

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

牧野俊浩

有限会社文化センターボックス

担当牧野俊浩(まきのとしひろ)

地図・アクセス

牧野俊浩のソーシャルメディア

rss
rss
2015-04-21
youtube
youtube
2012-09-24
facebook
facebook