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牧野俊浩

介護予防のために「声みがき術」を提案するセラピー音楽家

牧野俊浩(まきのとしひろ)

有限会社文化センターボックス

コラム

高齢者の介護予防のための声みがき術 口内整備  マ・パ・バの法則

音楽セラピー(音楽療法)

2012年10月1日 / 2014年7月3日更新


「マ・パ・バの法則」

実は「母音」だけで意味のある言葉を喋るのは、なかなか難しいことです。
「子音」が付く事で、言葉が意味として完成するのです。


ここで、ちょっとしたワークショップ。

今まで学んできた法則にそって、身体を準備して口の中を考え、響きを意識しながら、上唇と下唇を絶対合わさないようにして(ここがポイント!)


「聖徳太子」と言ってみてください。


できましたか?
うまく出来た人! えらい!

っていうわけじゃないんです・・・・・・・・・・・・・・。
落ち着いて考えてみてくださいね。
Syoutokutaishi・・・・・・・これはどのように気を抜いてしゃべっても、もともと唇が出会うような子音は含まれていないのです。


おこらない おこらない・・・・・!

今実験をしてみて、なんだか不思議な気持ちがしてきませんでしたか。
じゃあ、どんなときに唇が活躍するのだろうかっていう気持ちになりませんでした?


子音にはそれぞれの感覚的な意味が備わっているという面白い研究をされている方がいます。黒川伊保子さん。感性リサーチという会社を経営しておられる才女です。

株式会社感性リサーチ
http://www.kansei-research.com/

詳しくはそちらのほうに譲るとして、上唇と下唇をあわすということはどんなことかということを、私なりに少し考えてみようと思います。

それに先立って、これも実際に貴方が自分の口の動きを観察してみるとわかってくると思うのですが、言葉というのはすべて下顎でしか作られていないことに気がつきますよね。

下顎が実に微妙な動きをしながら言葉を生みだしているわけです。

この本では、終始上顎の活用をお伝えしてきました。

つまり「響き」を拡大する役目が上顎から頭部にかけての役割なのです。
論理的な部分をつかさどるといわれる左脳(言語脳)と感性をつかさどる右脳(音楽脳)ほど明確ではありませんが、上顎と下顎はそれぞれ別の役割をもっているような気がしています。

上顎と下顎それぞれの表皮として上下の唇が出会うのがマ行・パ行・バ行です。
ならば、出会いをきっちりとすることで、しゃべりにメリハリが付いてくるというのはわかりますね。
どんなに素敵な歯並びをもっていたとしても、その一瞬、歯は視界から遮断されます。そして、溢れる思いを破裂させるようにしてM、P、Bは発音されるのです。


日本語でも、ママ、パパ、ババ(あっ!貴方のことじゃないです・・)をはじめ、これらの子音から始まる言葉には思い入れがたくさんありますよね。
あったかい感じといえばいいでしょうか。

<トレーニングの方法>
しっかりと上下の唇を合わせながら「マミムメモ」「パピプペポ」「バビブベボ」と慎重に繰り返してみてください。それらの「子音」のあとに続く「母音」では「軟口不落の法則」と「容量不変の法則」を思い出せば、綺麗な音が生まれてくるはずです。

生まれて間もない赤ちゃんが先ず覚えて喜んで口にするのも、このあたりの言葉ですね。母親のオッパイを通じ、唇の感覚で覚えてきた「愛」というものの表現が上下の唇を合わせる動作の原点なのかもしれません。

必ずそういったプロセスを通じて人間は成長するわけです。


今の貴方にも、きっと、そういった遠い記憶が残っているはずですから、M、P、Bを発音するときは、特別な感情で発音をしてゆきましょう。

その思いは、きっと、同じような体験をもつ相手にもきっと共鳴を起こしてゆくものだと思います。

そして、実はそうやって気を使うことで、他の子音も唇の形がはっきりしてくるという余禄もあります。唇の美しい動きも勿論コミュニケーションを深める上で大切な要素です。

下顎と舌の動きがかかわることによって、子音が加わり、飛躍的に沢山の言葉が生まれる。これって、すごく感動的なのですが、日常的にはあまり実感できないでしょう。

ではその感覚を体験するために、意味のある言葉を生み出す前の音だけで歌をうたってみましょうか。

つまり、母音だけで歌ってみるのです。

この歌は、みなさんがよくご存知の歌です。
下の文字が、その曲の子音をはずした母音だけの歌詞です。
喋ってみましょう。

うあいおいい あおああ
おうあういい あおああ
うえあいあお えういえ
あうえああい ううあお

????????????ですね。
答えは、○○○○ ひらがな4文字の歌です。

この実験は、私がおこなっている サロンコンサート「声みがき・歌声サロン」の中で会場全体で行うものです。

その場合の目的は、母音の形をしっかり意識しつつも、容量を一定に保つトレーニングとしてです。さんざん、このレッスンをしたあとでは、もともとの正しい歌詞で歌う時、実はためらいが生じます。子音のつけ方にも、神経質になってくるのです。

いいことです。言葉を意識する瞬間です。


これだけ親しんできた歌にも、新たな意味を吹き込むことができる、これは本当にいいレッスンだと自画自賛。

確かにM、P、B以外には、唇が合わさる子音はないんですけど、その他の子音にも注意を向けていけば、きっと心のこもった話し方ができるようになるでしょうね。

そういう真剣なしゃべり口は、「7・38・55のメラビアンの法則」に照らしても説得力をもつのは自明の理です。

ぜひ、お試しください。

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