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福田義房

環境にも体にも優しい木の住まいを考える建築士

福田義房(ふくだよしふさ) / 建築家

アーキクラフト一級建築士事務所

コラム

小川町角山昭和の住まい改修

2021年7月14日

テーマ:リフォームリノベーション コンセプト

コラムカテゴリ:住宅・建物

昭和40年代の平屋のお住まいです。

耐震への備えと寒さの改修がメインでした。
間取りの改修も伴いました、風が抜けにくい間取りを一部改修し、通風を良くしながら断熱の改修をしました。
 全ての壁を改修していないため可能な部分の改修を行い、またいつか将来的に足りない部分を改修する予定です。
良いものは残す。
高価なものでは無くても今となっては貴重な納まりや素材が使われています。
この住まいの履歴としてところどころに顔を出します。


幾度目かの改修でした。

昭和の改修の後を引き継ぐ令和の改修です。
典型的な田の字型の和室がつながる間取りでした。畳の部屋は一部屋とし桧の床板を張りました。
縁側を室内に取り込み、余裕ができた部分で薪ストーブや書斎空間ができました。
 薪ストーブの背中の壁は蓄熱性と防火性を狙い、新たに土壁を塗りました。
南側の大きな開口とストーブの裏の開口は木製の建具としています。
木製建具はしっかりと作ればアルミサッシなどより断熱性が向上し、気密性能も向上します。

玄関はアルミ玄関引き戸をやはり木製に交換し、土間を洗い出し、壁床を仕上げました。柱や落とし掛け、下駄箱、天井は元のまま。
木製引き戸ですがペアガラスにして性能向上も考慮しています。

玄関ホール


障子が入っているこの空間は押し入れでした。
南から北の玄関に風を抜くために押し入れを無くし大阪障子を入れました。

4部屋あった和室は一部屋に


4部屋あった和室は1部屋とし、桧の床板を張りました。床下は防湿処理をした上で断熱材を入れています。和の雰囲気はそのままで天井もあえて元のままの敷目天井。

薪ストーブ周りは防火と蓄熱


縁側を無くしリビングに取り込み余裕ができたところに薪ストーブ、ストーブ周りは蓄熱性と耐火を期待して土壁です。檜の床板の上にやはり耐火のために大谷石。

床は隙間対策が肝心


昭和の住まいは床からの隙間風がひどいのが普通です。
断熱性能を上げるには、床は一度撤去し、下地の補強から防湿、断熱材の施工が必ず必要です。

木製テラス


リビング前は木製テラスで屋根を掛けています。
外部の開口部も木製建具なので庇や雨除けは必ず必要。

和の雰囲気はそのまま
新しくなったのかどうかわからないと好意的な評価をいただきました。

地域の素材を使いシンプルで住みやすい木の家を提案しています。
間取り(プラン)は住まいづくりで一番大切です。間取りのお悩みご相談ください。
間取りからの改修や温熱・耐震改修・住まいの延命ご相談ください。
株式会社アーキクラフト アーキクラフト一級建築士事務所

この記事を書いたプロ

福田義房

環境にも体にも優しい木の住まいを考える建築士

福田義房(アーキクラフト一級建築士事務所)

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