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福田義房

環境にも体にも優しい木の住まいを考える建築士

福田義房(ふくだよしふさ)

アーキクラフト一級建築士事務所

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コラム

住まいの質において決定的に大切なこと

建物の素材

2018年1月9日

空気の質


人にとっての快適性、健康性を考えるうえで温度や湿度も大切な要素だけれど、それ以上に空気の組成は決定的に重要であると思う。

 なにしろ呼吸とともに常時体内に取り込んでいるわけですから、どれだけ吸い込めば悪影響が出るのか、アレルギー反応が出るのか、そこまで私にはわかりません。
人それぞれの抵抗力もあるでしょう、敏感な人、そうでもない人それぞれですが汚染された空気も無臭であれば、気が付きにくくなります。

 室内において生活用品や調理・暖房以外では有害な建材と臭いの強い建材の成分が空気の質を悪くします。

 またこのことは室内空間大きさと居住人数にも左右され、大きな空間であればあるほど希釈され、体育館のような空間では建材の影響は小さくなり、部屋が小さくなるほど影響が大きい。
また適度な換気により空気の質は改善できます。極端な話では有毒な一酸化炭素が出ていても適切な換気がされていればその影響は少なくなりますので、どの様な住まいでも換気は大切です。


汚染源のある空間で空気の質を改善する対処方法は大きく2つ



まずは換気、新鮮な空気を入れて汚染物質を排出し希釈するということ、窓を開けるという単純な方法もそうですね。
それ以外の方法で有効なのが観葉植物や無垢の木材、石膏、漆喰、土壁、和紙やコットンなどの天然繊維を室内に使うことと言われています。

 これら植物性の素材は有害なガス成分などと部分的に結びつき空気の質を改善することができるといわれています。
既に揮発性物質を含んだ素材で施工されていても室内環境は改善できるということです。

 現代の住まいではすでに法律で換気が義務つけられています。その理由は有害な揮発性物質を含む建材が当たり前のように使われ、気密性が向上した住まいでは健康に害を与えるほど空気の質が悪いからなのです。

 住まいに使われる素材には国の基準が定められ、揮発性物質の排出量が定められ、その性能は星マークで表示されています。★★★★星4つが最高グレード、一番揮発性物質が少ないということになります。

 ユーザーとして意識したいのは、星マークは最低限の基準であり、基準をクリアーしているというだけで、安全であるという証明ではありません。
基準が変われば使用禁止にもなり、厳しい国に行けば使用禁止になるような素材もあるということ。
 新築であれば予算の優先順位をつけて体に近い部分から規制対象外の自然な素材を優先的に選択していきましょう。


こだわりは空気の質


あなたの住まいのこだわりは何ですか?
「空気の質です!」
そんな方建て方いいなと思います。

 「無臭の空気」とは自然界には存在しないそうです。
気が付くかどうかは別として、外であろうが室内であろうが「そこの匂い」というものがあるといわれます。

「なんだか懐かしい匂い」
「子供のころを思い出すような匂い」

 など空気の質や匂いでその場所を記憶し、その場所に親しみを感じるということもあるのだと思います。
わたしも子供たちが将来懐かしく思い出されるような良い空気の質の住まいを考えていきたい、「空気の質」にこだわるためには何を使い、どうつくるのか、そこから家づくりを逆算していくのもまた良いやり方ではないかと考えています

内装を皮膚感覚で考える  アーキクラフトHPコラムにリンクします。

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