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コラム

家づくり 外張り断熱について注意したいこと

自然素材系の断熱材

2013年6月10日 / 2014年7月3日更新

家づくり 外張り断熱について注意したいこと


内断熱 ピュアウール 省エネ等級4

陽気がよくなってくると断熱の話題は引っ込みますが、寒くなればまた業界を賑わします。
最近は広告や宣伝で外断熱をうたっているメーカーや工務店を多く見かけるようになりました。
断熱手法は多種多様あり、どのような材料と工法を採用するかはそれぞれ自由ですが、大きな会社が広告に取り上げれば右へ倣えの会社が増えるのはいつものことです。

外張り断熱にしなければ家の仕組みとして正しくない工法があります。
外張り断熱にしなければいけない。と言った方がいい工法があります。
熱伝導率の高い構造材を使っている建物で、鉄がその代表です。

構造に鉄を使っている建物は外張り断熱をしなければ建物の仕組みとして間違っています。
鉄のように熱に敏感な構造材が壁の中にあると、ヒートブリッジと言って内部と外部の熱の橋渡しをしてしまい、外気が冷えると鉄の構造体が冷え、室内側で結露を起こします。
それを防ぐためには鉄の構造体の外で断熱しなければいけません。
これは必ずやらなければいけないことで、疎かにすれば短い時間で構造体の腐食が起こります。

鉄骨造でありながら、わざわざ外張り断熱を宣伝している企業は、欠点をいかにも新しく優れた技術のように見せかけていますが、今まではそのようなことを知っていながら、木造と同じ内断熱を平気で行ってきたのです。(外断熱の方がコスト高のためでしょう)
たぶん自動車メーカーであれば、何万台もリコールになっているような問題なのです。

されに鉄骨構造は基礎も含め外張り断熱をしなければ、基礎から構造に熱が伝わりヒートブリッジが起こります。

その点木材はそれ自体に断熱性があり、熱伝導率が低い素材です。
外張り断熱に使える断熱材は、化学系・石油系の板状の製品だけで、その厚みも構造上制約を受け、固定方法の問題もあり、一定以上の厚みを取ることはできません。

木の構造体を使う建物の場合は、外張り断熱ありきではなく、内断熱でしっかりと断熱することが大切で、さらに性能を上げる場合に限り、補助的に外張り断熱を加えるのが正解です。

外張り断熱という言葉だけが取り上げられますが、本質を理解してみると自分の家には何がふさわしいのか選択しやすくなります。

ウッドファイバー 内断熱 省エネ等級4
断熱コラム
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