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福田義房

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コラム

「自然素材で健康住宅」を疑ってみる

建物の素材

2013年5月31日 / 2014年12月2日更新

「自然素材で健康住宅」を疑ってみる

東松山 市ノ川の家市ノ川の家 埼玉県東松山市

自然素材や無垢材を売りにしているハウスメーカーや、工務店、設計事務所は沢山あります。
かくいうアーキクラフトも自然素材での家づくりをお勧めしています。
確かに自然素材の対極にあるものが工業素材、化学素材であることをイメージすれば自然素材に囲まれたほうが健康的に感じますが、すべての面で健康に良いというわけではありません。

毎年春になると多くの方が困っているように私も花粉症に悩み、耳鼻科で薬を処方してもらい毎日薬のお世話になっています。
杉花粉は工業製品でも化学製品でも無く、純粋な自然素材です。
桧やブタクサなどに由来するアレルギーもあるように自然素材であっても健康を害することがあるのです。

市ノ川の家市ノ川の家 

平成15年にシックハウス法が施行され住まいに使うホルムアルデヒドなど13物質の使用量が制限されました。
アレルギー障害が多数報告され、社会問題化し施行された経緯がありますが、反面長年その素材を扱ってきた職人さんでもアレルギー症状を感じていない人がたくさんいます。

また、自然素材でも杉花粉に対してアレルギーを感じない林業家もたくさんいます。
このことでアレルギーは個人差があることがわかります。
また、人それぞれアレルギーセンサーの感受性も違い、シックハウス法でF4等級ホルムアルデヒド使用量最低ランクだから安全です。
とは言えません。

規制されていない化学物質を考えると、果たしてどのくらいの物質があるのか、使用されているのかもわかりません。
それぞれの組み合わせで特性が変わるものもあるようです。

自然素材であっても桧の香りがに苦手な人もいますし、輸入木材は防疫の関係で薬剤処理されています。薬剤は内部まで浸透せず、製材するので一般的には大丈夫、と言われますがゼロとも言いません。
また、保管されてきた倉庫には以前薬剤処理されたものが保管され,移染されているかもしれません。



肝心なのはF4や自然素材だからではなく、「安心して暮らせる」と信じられるかどうか。

法律を守るのは当然、できるだけ自然素材を使うのも大切ですが、一番は提供する素材を手で触れ、臭いをかぎ、枕元で一緒に寝てもらうこと一週間も寝てもらえれば大丈夫かどうか「安心して暮らせる」かどうか感覚的に判断できると思います。

自分で感じることが一番です。

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