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コラム

住まいの耐震 03  制振設計の問題点

家のしくみ

2013年5月8日 / 2014年7月3日更新

制振設計の問題点


制振設計で使う制振装置(ダンパー)などの装置は以前の書いたようにメーカーの自主基準的な物が多いのです、また耐震や免震と違い、建築基準法の告示といった公的な基準もないところから選定にあたっては何を根拠にするのか難しいところです。

筋交いだけの耐力壁 「優の家」川越

基準法的には国土交通省の認定を受けていない制振装置を入れた壁は耐力壁でもない雑壁扱いになってしまいます。
認定を受けたものであれば筋交いが減らせたり、併用できたりと利点もあるけれど、そうでない場合は制振装置を入れるために新たに壁が必要になり間取りに影響する場合もあります。

優の家 川越

また、制振装置を外周部に入れる場合では、断熱材との干渉に注意が必要です。
ダンパーの動きの関係でウレタンホームなどは使えないとしているメーカーもあるし、スチール製が多いので結露から錆の心配もあります。
事前に断熱工法とのすり合わせが必要になります。
相性がいいのは外断熱ですね。なるべく制振装置に断熱材が干渉しない工法を取ることがベストです。



完成品である2次部材を取り付けるので、しっかりとした部品保証がほしいところですが、問題があるのかどうかはなかなか実証されません。

まして相手が地震では、「想定外の揺れ」と言われてしまえば手も足も出ません。
建物は形状によりそれぞれゆれ方も違い、土地によっても違います。

そのせいでしょうか、現在20社ぐらいが製品を発売していますが保証に関しては「特になし」と謳っているメーカーが半分以上、最長保証でも10年。
まあ故障するものではないという考えでしょうが、私としては疑問に思います。
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