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コラム

自然素材のデメリット 05  内装材編  埼玉に暮らす

建物の素材

2013年4月28日 / 2014年12月2日更新

自然素材のデメリット 05  内装材編 壁材

 和紙の壁に杉板 蜜柑の木の家埼玉県北本市

壁材としての自然素材のデメリット

本来の自然素材の壁と言えば、木舞を組んだ土壁です。
デメリットは工事にかかる時間が多く必要になること、下塗り、中塗り、仕上げとそれぞれ乾燥させながら、次の工程に移りますので昨今の時間に追われるつくり方では選択肢に乗りません。

また、手慣れた左官屋さんも少なくなりましたので、誰でもできるというものではありません。
職人を選ぶというのもある意味デメリットです。
また、構造上柱の厚みの中で納めるため、充填断熱が出来ず、断熱を重視するのであれば外断熱をするしかなくなり、断熱工事との相性は悪いです。

簡素化された自然素材の塗り壁
土を塗り重ねず、下地に石膏ボードを貼り、その上に自然素材の塗り壁を施工する簡易な方法がよく用いられます。

 石膏ボード+漆喰 床は洗い出し土間 琴の家埼玉県桶川市

〇石膏ボード+漆喰
本来は土壁の仕上げとして塗るものを、コストや時間を削減するとともに充填断熱にも対応できる施工方法です。
漆喰の性質としては下地が土であろうと、ボードであろうと変わりませんが、ボードとの付着をよくするために自然な素材ではない下地処理剤が必要になります。また、そのようなものを使わない自然素材だけの施工では剥離の心配があります。

〇石膏ボード+珪藻土
珪藻土は漆喰以上にボードに対して接着性が悪く、接着のための下地処理剤が必要になるか、そのようなものを混入して製品となっています。

和紙天井と杉の梁 琴の家建具も和紙張り

自然素材とは言いながら、簡素化されたボード+塗り壁系ではほとんどの仕上げ材で付着をよくするための処理剤が使われます。
本来の自然素材を望むのであれば剥離の心配が多く、デメリットは大きいと言えます。
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