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福田義房

環境にも体にも優しい木の住まいを考える建築士

福田義房(ふくだよしふさ)

アーキクラフト一級建築士事務所

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コラム

キッチンに自由を!01

間取り

2013年1月23日 / 2014年7月3日更新

キッチンに自由を!01

キッチンと言われるようになる前、台所はハレの場(空間)とは離れた裏方として存在しました。
一般的な住宅でリビングと一体になったキッチンはまだまだ歴史が浅く、戦後から、しかもかなり最近のことなのです。

台所が家の奥の裏方にあった意味は、夏の日差しから食物を保存しやすい場所であり、かまどからの換気の問題もあったと思います。
また、井戸も北側にあり、裏手にある必然性があったのだと思います。
また、生活の裏方は見せない。という生活するうえでの価値観もあったのだと思います。


蜜柑の木の家蜜柑の木の家
水道が普及し、塩ビパイプが誕生するに至り家のどこにでも給水排水がとれるようになりました。
換気が自然換気から換気扇による機械換気に変わることで、臭いの問題も解決されてきました。
更にシロッコファンによるダクト換気でキチンの場所はかなり自由になりました。
一昔前自分の子供時代には、キッチンカウンターがリビングに向いて開いているなんてありませんでした。
ましてや、アイランドのキッチンなんてつい最近のことです。

現在、キッチンの場所は完全に自由になり、表舞台に顔を出しています。
リビングと一体となり日本独特の空間に発展しようとしています。

リビングと一体になったキッチン計画で大切なことは、「ダイニングとの関係性」と「裏方との関係性」です。

「ダイニングとの関係性」は言うなれば表の顔です。ダイニングを介してパブリッック性のあるリビングにつながります。
この場合のダイニングは、食事をするためだけのスペースではなく、たくさんの機能が求められます。
お母さんが家事をする機能、子供が宿題をする機能、お茶をのみ少くつろぐ機能、家事用品を収納する機能などが必要で、このことを考えておかないとリビングにしわ寄せが来ることになります。
「裏方との関係性」は水廻り、勝手口、洗濯、洗面、食品庫、ごみ置きなどプライベートな場所との関係性です。

表側に向かうパブリック性のある機能と、裏方がふさわしいプライベートな部分との連絡性「関係性」をよく整理しておくことが使いやすいキッチンの第一歩です。
キッチンは他の部屋と違い独立して便利な空間にはなりえません。
流れを考えながらのプランニングが大切です。
アーキクラフト

埼玉でシンプルで住みやすい木の家を提案しています。
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アーキクラフト 一級建築士事務所

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