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本間香

女性が求める住まいを形にするママさん建築士

本間香(ほんまかおり)

藍建築工房株式会社

コラム

さいたま子ども食堂  ボランティアさんの声

さいたま子ども食堂

2018年4月29日 / 2018年4月30日更新

さいたま子ども食堂では毎回、始まる前と終わった後にボランティアさんたちと話し合いをします。
始まる前は各ポジションの説明や、その日の動き、自己紹介など。
終わった後はその日の反省やその場で感じたことを。
毎回「楽しかった!また来ます!!」「もっと頑張ってスムーズに動けるようになりたい!」など、
前向きな発言が多いです。
また、これからどう対応しようかという問題定義もあれば、
ボランティアさんに成長してほしい内容もあり、とっても勉強になります。

具体例でお話しします。
これからボランティア活動されたい方の役に立てればと思います。

①高校生ボランティアの鈴が言いました。
「今日担当のテーブルは、新しい家族が多くて、何をどう話しかけても続かなくて・・・」と、
自信がなくなってしまい他のテーブルに変えてほしそうな雰囲気。
他のテーブルには親しくなった子供たちもいて話が盛り上がり楽しいから。
そこで私の返事は、
「鈴、どんな小さなことでもいいから声かけてみて!あとは笑ってそばにいてほしいな。
慣れた子と話すのは楽だけど、それだけじゃ鈴の成長にならないから。
これからバイトしたり就職した時に慣れない人たちと話すことが出てきて、
その時にきっと今の経験がいきるよ」

さいたま子ども食堂では子ども達や家族も好きな子同士、仲間同士でテーブルを囲むとは限りません。
初めて会う人や学年も環境も違う人の中でご飯を食べて貰うことが多いです。
緊張もします。嫌だなと思うこともあると感じます。
だけど帰る頃にはみんなが友達になって、助け合ってくれています。
不思議な出会いや会話が生まれているんです。
参加する家族だけでなく子どもだけでなく、
ボランティアさんも同じ頃ように緊張したりする気持ちするは同じなんですね。


②高校生ボランティアのミサキが言いました。
いただきますしてからご飯を食べるのが日本のルールなのに(←みんなからルールじゃなくてマナーかもと:笑)
小さな2歳の子のママが、うちの子はおなかがすいて我慢できないからって、さっさと食べさせちゃって。
私が「いただきますしてから食べようね!」って言っても聞いてくれなかったと、少し怒り気味。
そこでみんなで考えました。
さいたま子ども食堂ではいただきますしてから食べるルールがあるけど、
その家庭ではきっとしていないのかもね。
今度来てくれたら、もっと周りの大人たちも加わって、「我慢できる?もう少しだからね!」って、
フォローしあおうね!と。
純粋でまっすぐな意見に、大人たちも真剣に考えます。


③中学生のうーちゃんがかなり怒ってキッチンの私のところに来ました。
いつも小さな子供たちのお姉さん役としてまとめてくれているうーちゃん。
責任感も強くてあったかい子で、中学生ボランティアのよう。
「初めて来た5歳の男の子がわがまま言って、あれ嫌い!これ食べられない!って騒いで、
お皿踏んずけた。雰囲気悪い!かおさん、どうにかして!!」って(大笑)
「わかったよ!じゃしつけ教室はじめるか!」と出向いていく。
「●●、ご飯食べてるか?えらいな!切り干し食べられたか!!(頭ぐしゅぐしゅなでる!)
今日は初めて来たから、お兄ちゃん(ベテランボランティアのノア君)とずっと一緒にいて、
お兄ちゃんのいうこと聞くんだよ」と、ノア君を●●専任スタッフとして任せる。
この後は騒ぐこともなく、ノア君にぴったり甘えていたとか。
●●は男三人兄弟の真ん中、自分だけが甘えられる人がいる楽しさを感じてくれたよう。
ノア君はかなり疲れた!って後で言ってた(笑)

次回来てくれたら、今度はかおさんのしつけ教室がはじまるかもね(大笑)

責任感が強いウーちゃんの気持ち、初めて参加して興奮してしまった●●の気持ち。
どっちも大事なことなんだと思えること。
これもボランティアとして考えなきゃいけない勉強かなと思うの。


④高校生ボランティアミサキからこんな意見が。
子ども達で片づける時に、飽きてしまってゲームを取り出した3歳の男の子がいたと。
そこに数人が集まって輪になり、
「片付けしようね!」という言葉に「もうやったもん!」って言い返してきた。
この子たち、どうしたらゲームしないで最後までいられるかな?という問題定義。

これは宿題としてボランティアさんたちに考えてもらうようにしました。
私的には最後の数分のゲームは多めに見てよいと思っていたんだけれど(苦笑)

その数回後のこと、問題定義してくれた高校生ボランティアミサキ自身からこんな発言が。
「あれからずっとゲーム機のことを考えて、高校の保育授業でも子育てを放棄して
ゲームに頼らせる親がいることや、何時間もゲームして寝不足になる子がいることなど話し合ったの。
それでね、いっぱい考えてみて、私は何か次にやることを子どもたちに教えたらどうかと思うんだけど・・・」
「例えば早く掃除が終わったら絵本を読むとか、別の仕事、タオルを片付けるとか」

真剣にもっと「さいたま子ども食堂」が良くなるためにはどうしたらいいかを考えて来てくれる。
これこそがボランティアさん自身が成長することであり、この姿勢はどこに行っても役に立つと。
さらには、主催者の私が学ぶことだとも思ったのです。


まだまだ・・・たくさんあります。
こんな風にみんなで考えたり、
主催者の私の気持ちをボランティアさんに伝えて、
同じ気持ちで子どもたちに接してもらったりもします。

たかが「子ども食堂」
されど「子ども食堂」

食べに来る子ども達も保護者の方々もボランティアさん達も、
美味しいものを食べながら、みんなで成長できる【 場 】として、
使命は大きいぞ!そう感じる日々なのです。


※ちなみに好き嫌いを言わないで食べるとか、
廃棄が少ないとか、みんなで助け合うなどということや、
来た人全員が楽しんで帰る、また来たい!そう思えることや、
ボランティアさんが自主的に動き活躍できるなどと言った
ベースがしっかりできとたうえでの、さらに問題課題だと思っています。
新しい次の目標に向かって考え行動している「さいたま子ども食堂」なんです。



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