まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ埼玉
本間香

女性が求める住まいを形にするママさん建築士

本間香(ほんまかおり)

藍建築工房株式会社

コラム

「 さいたま子ども食堂 」 立ち上げの思い(原点)。

さいたま子ども食堂

2016年7月6日

ひとりで食事する子どもをなくしたい。
全国に広がる「こども食堂」のネットワークが地域につながりを生む…
そんなテレビ放送を1年くらい前に見て、私も参画したい!私にできないかな?
そんな気持ちになりました。

さいたま市でも、埼玉県でもきっとこんな思いで頑張って楽しん活動されている方が
たくさんいらっしゃるんじゃないか?とも思いました。
けれど都内に比べ埼玉県内はほとんどその活動の様子がわかりませんでした。
所沢・和光…少しは活動されていたっしゃるようだ…
新しく立ち上げを考えていらっしゃる方も他市町村にいらっしゃるようだ・・・
けれど中身まではなかなかつかめませんでした。

そんな1年前、
さいたま市では2人の大学生が真剣に考えて何かしたいという気持ちで発信されていました。
注目してみていました。
けれど残念なことに、たくさんの壁にぶつかり閉鎖することになったのです。

結局、さいたま市には 「子ども食堂」 は、1つもないのです。

「こども食堂」って何?そう思う方も多いでしょうね。
興味はあっても自分とはどうかかわるの?そんな疑問もあるでしょうね。
考えたり調べたりすると、なんだか少し前には当たり前にあったことのように思えてきました。
必要とされていないんじゃなくて、今は形になっていないだけ…そうも感じました。


「今晩のご飯はボク1人なんだ」
「お母さんがお仕事の日はお弁当を買って食べるの」
そんなとき、こどもが1人でも入れるのが「こども食堂」なんです。
美味しい温かいごはんをつくって待っているのは、
近所のおじちゃん、おばちゃん、お姉さん、お兄さんたちです。

こどもが一人でも安心して入ることができて、地域のみんなと美味しいごはんを
わいわいしながら食べられる。
そんな場所を地域に生み出す「こども食堂」という取り組みが、日本全国に
広まりつつあります。


さてさて・・・立ち上げを決意した私の思い(原点)・・・

私は8人兄弟の長女として育ちました。
ほとんど年子で両親と10人という、とても珍しい家族でした。
貧乏であったのは言うまでもありません。極貧でしたね(笑)
1回の食事に一升焚きの炊飯器では足りないくらい、みんなよく食べました。
おかずは、から揚げだけとか餃子だけ(100個の餃子)であとはお味噌汁とお漬物。
けれど、朝と夜のごはんには両親と子供たち10人がみんなで食卓を囲むので、
にぎやかで楽しい時間でした。
お箸を並べる係、ご飯をよそう係、座卓テーブルをくっつけて食卓を作る係、
麦茶やコップを並べる係…小さくても皆に役割もあって、とにかく楽しい時間でした。

さらに、地域の方々もたまに顔を出してくれて、差し入れをもってきてくれたりと
たくさんかわいがってもらって育ちました。

親だけで子どもを育てていくのは大変なことだし、きっと地域のおじいちゃん
おばあちゃんにとっても、何かしてやんなきゃと思うそんな家族でした。

私が10歳くらいの時に、近所のおじちゃんが 「香ちゃんを寿司屋に連れていく!」 といいました。
外食などしたことがなくて、ましてお寿司屋さん…緊張しました。
カウンター席に座り 「好きなものを頼みなさい」 と言われました。
「まぐろをお願いします」と言いました。
一通りお寿司をご馳走になり、帰る道でおじちゃんが言いました。
「香ちゃん、これからたくさんの人にお寿司屋さんに連れて行ってもらうと思う。
そんな時に覚えておきなさい。
初めは、かっぱ巻きを頼むんだ。それからイカやタコを食べて、最後にまぐろを頼むんだ。
ご馳走になる時は今日の日のことを覚えておきなさい」と。
もう45年も前の話ですから笑って聞き流してくださいませ。
回転寿司もない頃の話です。
貧しい家に育った私が初めてお寿司屋さんに連れて行っていただいた時の思い出。
恥ずかしいけれど大切な宝物のような出来事だったんです。

こんなことも、笑いながら話せるようになりましたが、
家族のにぎやかな食卓も、緊張したお寿司屋さんも、
食事にまつわる思い出はしっかり心に焼き付いています。

そして豊かになったはずの現代ですが、家族で食事することが少なくなった
淋しくて悲しい本当に不思議な時代です。
地域によっては、ご近所同士のつながりや多世代の関わりが生まれにくい場所もあります。
人とのつながりを持てずに、孤立してしまう人もたくさんいます。

「子ども食堂」は、とてもシンプルな取り組みです。
根底には貧困家庭の子どもの救済という大きな課題がありますが、
そこに集うのは貧困だけでなく子どもだけでなく、みんなにとって嬉しくて楽しい
「美味しいごはんをたくさんの人と食べる」ということだと思います。
そこから新たな地域のつながりを生み出していけたらと考えています。


そんな決意(原点)のもと、
昨日から口にして動き出しました。
【 古民家カフェ藍 】に来て下さるお客様のお一人に、こんな気持ちを伝えると、
車に誰かにあげようと思って主人が作ったキュウリがいっぱいあるの。貰ってくれる?と。
OPENはまだ先の話ですが(大笑)
野菜は少し応援できる、趣味で野菜を作る主人も張り合い持つわ!など、
さっそく1つの歯車が回りだしました。

また、地元の市議会議員さんにお話しすると自転車で駆けつけてくれてました。
そして、学童クラブや保育園、浦和大学(子ども学科がある)などにも声をかけてみたらどうか?と、
アドバイスくださいました。

さらには、尊敬する春日部市教育長・植竹先生に何かアドバイスください!とメールしたら、
「女性・子ども・給食・・・色々考えておもしろし!おもしろし!」とお返事いただきました。


そう、肩ひじ張らずに楽しく元気に 「 さいたま子ども食堂 」 考えて、形にしていこうと思います。
夏休み、給食がなくなる時からのスタートを目指して!


次回は 「さいたま子ども食堂」 の、
テーマ・運営方法・支援方法・・面白さなどお伝えさせていただきます。
引き続きよろしくお願いいたします。

■お客様の声
http://www.ai-kenchikukoubou.jp/home/message/
■施工事例一覧
http://www.ai-kenchikukoubou.jp/home/sample/
■古民家カフェ 
http://www.ai-kenchikukoubou.jp/home/cafe/

この記事を書いたプロ

本間香

本間香(ほんまかおり)

本間香プロのその他のコンテンツ

Share