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本間香

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本間香(ほんまかおり)

藍建築工房株式会社

コラム

「古民家」は住みづらい・・・負の遺産!?

古民家再生

2016年2月25日 / 2016年3月12日更新

ただ今、埼玉県比企郡小川町で築120年の古民家を
【 玄関ギャラリーを楽しむスタイリッシュモダン古民家 】 に、
リフォームしています。

小川町と言えば知る人ぞ知る手漉き和紙の名産地です。
群馬県の富岡同様、古くから町に根付いた産業を持ち、
現代にいたるまで継承されている文化遺産の街でもあります。

※小川町のすごいところは、ゆっくりレポートしたいと考えています。

さて、工事も大詰めで、昨日は和紙の問屋さんを訪ねました。
せっかくなので、地元の名産の和紙を使って面白いものを作る計画があるのです。
そのために施主様・S様にご紹介いただきました。
小川駅前のM和紙屋さん、本当にありがとうございます。
たくさん和紙のことを教えていただき、見せてもいただきました。

こちらには見事な階段箪笥がありました。
写真を一枚撮らせていただきました。




10年前に100年は建っていた古民家をリフォームされたそうです。
土間をリビングにされたり、店舗とのつながりをよくされたり、
現代的なキッチンにされたりと手が入っていました。
しかし、ご家族からはブーイングが。
●とにかく寒い!
●動線が悪い!
●天井が低い!
●襖や障子で手入れできない!などなど・・・
お母様や奥様からは、一度でいいから新築一戸建てに住みたいと言われるそうです。
庭には眺めのいい庭園や3つも蔵があるのですが、
そのお手入れにかかる費用は新築が数棟建ったとか。
ご主人様の口から、
「 古民家は完全なる負の遺産! 」だと。
そこに暮らす方には、何が憧れで、何が好きかわからないのだそうです。

私にとっては衝撃的な言葉でした。
憧れだけでは生きていけないよ!そう教えていただいたような気持ちです。
最後に、
「10年前のうちのリフォームは完全に失敗だったけど、それは建築士が悪かったからね・・・
 今リフォームしている Sさんち(私が工事しています)は、
 少し前に現場を見せてもらったけど、断熱材とか間取りとかしっかりしてるね!
 古民家だけど、ここんちはいい家になる、そう思うよ 」と。

完成の暁には、しっかり見ていただき改めて言葉をいただきたいです。
そして、M和紙店様から分けていただいた和紙で何が記念のしなになるのか・・・
こちらもどうぞ堪能していただきたいと思います。



住んでみて初めてわかる、古民家の良しあし。
少しでも快適に、少しでも豊かに、古民家暮らしをサポートしていきたいものです。

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