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本間香

女性が求める住まいを形にするママさん建築士

本間香(ほんまかおり)

藍建築工房株式会社

コラム

掃除が楽なトイレ・壁つけトイレ。

家の話

2016年1月22日





トイレは家族が毎日使う場所なので、掃除がとても大変です。
男性が立ったまま洋式トイレを使うと、1日あたり1人2300滴も床におしっこが飛び散るそうです。
最近は男性も座ってトイレを使うようになってはきましたが、まだ少数。
トイレ掃除の悩みを突き詰めていくと、便器自体の汚れに加えて、
床の汚レも大いに気になりますね。
特に、床と便器の間のすきまは掃除がしにくいですし、汚れもたまりやすい部分。
解体工事やリフォームでトイレを入れ替えるときに便器を床からはがすと、
拭き切れなった尿汚れが輪ジミになって残っていたりします。
それほど、トイレの掃除の悩みは家の掃除の中でも大きいものです。

先日、工事の仕様打合せの最中に、
お客様から掃除が楽なトイレ・壁付けトイレにしたいといわれました。
現在ではタンク式トイレ(手洗い付き・手洗いなし)、タンクレストイレから選んでいただきます。
壁掛け式トイレは過去20年くらい前に1度質問された事がありましたが、
海外物しかなく値段も高くて無しになりました。

掃除・清潔という面では、なんと言ってもクイックルワイパーや、
一般的な掃除機ヘッドであれば楽に便器下に入りますので、
便器の後ろ側に手が届かなくて、拭き残してしまうようなこともありません。
魅力はとても大きいです。

この壁付きトイレ、目に付くところでは高速のパーキングとか空港で目にした記憶があります。
しかしご家庭での仕様はまだまだシェアは少ないのが現実です。
今回はお客様のご要望でもあり、しっかり調べてみました。
そうすると大手住宅設備メーカーでは数社が自社開発としてそろえていました。
しかし、値段は通常のトイレの5倍くらいします。
また取り付けに関しても木造住宅用の開発には課題が多かったそうです。
壁掛け大便器の場合、約30キロの便器と人の体重がかかります。
その荷重をどこで支えるかがポイントだったのです。
ビルや公共施設の場合、便器はコンクリートの躯体にボルトでしっかり固定することができるので、
がっちりとして動きません。
ところが、これをそのまま木造住宅にもってくると、
便器の設置面である後ろ壁が荷重に耐えきれずにたわんでしまいます。
たわみを防ぐには、壁に補強が必要になるので構造的な問題になります。
このように試行錯誤や対応が進んで木造住宅にも使われる機会が増えたようです。

また、海外に行かれた方(特にヨーロッパ)では一般的な壁付けトイレなので、
その浮かんでいるようなデザインの斬新も魅力の1つですね。

これら魅力の大きい壁付けトイレ、
今後の課題はたった一つ価格だけではないかと思います。
可能であれば今回の打合せ中のお宅に取り付けてみたいですが、
さてどう判断されるでしょうか。

■お客様の声
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