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コラム

今、どこのPCが売れているのか、国内のPCメーカーシェアランクとその独自分析

ITで今起きている問題と課題

2016年5月20日 / 2018年8月18日更新


国内PC出荷台数メーカーシェア

●前回は世界のPCシェアでしたが、今回は日本のシェアです。



1位.NEC、Lenovo 24.6%
2.富士通 18.1%
3.DELL 12.6%
4.HP 11.6%
5.東芝 10.6%
2016年第4四半期国内PC出荷台数ベンダーシェア (IDC JAPAN㈱調べ)

●一般ユーザーにはお馴染みのメーカー名ですが、Appleは古くから名前が通っていますから良いとしてもLenovo、HP、Acerは認知度としては日本ではまだ低く、DELLでさえもどうかすれば知らない人がいる危うさです。

●やはりNEC(Lenovo)は国内では強いですね。パソコンの黎明期にダントツのシェアだっただけに、今でも根強い人気となっています。しかし、日本のトップメーカーはやはりNECなんだ・・・というのはちょっと違います。NECのPC事業は中国のLenovoとの合弁事業となりました。合弁事業というと聞こえは良いですが、事実上Lenovoへの生産委託となっています。

●LenovoはかつてのIBMのPC部門なのですが出資比率でも主体となっていて今のNECのパソコンはほぼLenovo製と言っても良いでしょう。つまり、NECなら国産品だといまだに思っているユーザーには気の毒ですが、すでに中国製と言っても過言ではありません。

●NECのマークはあっても要するに中身はLenovoですから、そのようなことを知らない一般のユーザーの方と話していて「NECは日本のメーカーだからやっぱり日本のNECのパソコンが良い・・・」といわれてしまうと、実際返事に困ってしまいます。

●しかし、本当のことは伝えないといけませんから事情を説明するのですが、「信じられない」という反応になることが多いのです。いきなり聞かされた方には気の毒ですが、事実は事実ですから仕方がありません。

市場の成熟で白物化が進むあらゆる製品

●このランキングをよく見て気付いたことがあります。
NEC(Lenovo)のシェア26%は実際には2社で半分づつといってもいいので、5位までのメーカーシェアの差がほとんどないと言ってもいいことです。

●なぜこのように国内のPC販売メーカーシェアには差がないのでしょうか?

●不思議な事に、これらのメーカーは似たり寄ったりのデザイン、機能、価格になっていて、特別な差が無いのです。要するに、PCは成熟した市場とユーザーによって淘汰も進み、完成形に近づいたといういうことでしょう。

●これは、家電や自動車でも同じことが起きていて、すべてが「白物家電化」してしまった・・・ということが言われています。

●それだけではなく、企業が急速に金融を重視しているということもあります。技術的なものもクロスライセンスなどでメーカー間の差異が埋められる一方、投資家や株主がメーカーの枠を超えて関わりを持つようになり、各社から均等に利益を得ようとしてメーカー間の極端な製品・技術の差を嫌っているというのです。

●確かに、黒字の会社株で儲かっても赤字の会社株でチャラになってしまうのですから、それは誰もが避けたいのは当然です。

●しかし、そのことが製品の画一化やイノベーション停滞の原因になっているとすれば、実に由々しき問題です。

●パソコン選びは「どこのメーカーにしたら良いか?」という段階は既に過ぎていて、納得の行く機能、価格であれば消耗品と割りきって選び、使い切っていくほうが良いのかもしれません。

「Windows導入支援」九州インターワークス
http://www.kumin.ne.jp/kiw/vista.htm

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