コラム
「前歯の裏 歯石」「歯は弱る」
2012年8月17日
前歯の裏の歯石はほとんどが下の前歯のことです。下の前歯の裏の歯ぐきとの境い目にたまります。当然のことですが、毎日の歯磨きで
きれいに磨けておれば歯石はたまりません。磨き残しのよごれが積み重なって、時間とともに石のように固くなったのを歯石と言います。
歯石は細菌の塊です。歯石があって得をすることは100%ありません。
歯石が原因の病気は歯槽膿漏です。よく耳にすると思いますが、本当にやっかいで怖い病気です。
歯石は歯と歯ぐきの境めにつきますので、歯ぐきに炎症をもたらします。歯自体にはこびりつくだけで悪さをしません。歯石が原因で
虫歯にはならないということです。ですから案外油断をしがちになります。落とし穴でしょうね。
歯ぐきが炎症を起こしますと、こんどはその下の骨を溶かします。それが一番怖いのです。歯を支えている骨が溶かされますと、当然
歯はグラつきそのうち抜けます。虫歯もなくきれいな歯でも容赦なく抜けます。本当に怖いですよ。
そういった意味で「歯は弱る」と表現するのかもしれません。
オマケ
歯石の付着するところは、歯の首あたりから根っこの方ですので、歯をカバーしてしみるのを防いでいるかのようにもみえます。ですから、
歯石を取ったときから歯がしみだすことがよくあります。突然歯が裸の状態(本来の姿)になるのですからしみるのは当然だと思います。
裸になった部分をこれからしっかりと磨くようにすれば、しみなくなりますので安心してください。
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