マイベストプロ大阪
安武健司

知的財産権(特許、商標等)に関してアドバイスする専門家

安武健司(やすたけけんじ)

アステロイドリサーチ(株)

安武健司プロのご紹介

「知的財産」をわかりやすく解説(2/3)

自らも数々の特許を取得している安武さん

そもそも特許の仕組みとは

 ここで、特許の出願から取得までの流れを説明しましょう。
 まず、ある企業や個人が技術的に新しい発明したとします。特許を取るには、まず最初に「出願書類(願書、明細書、図面等)」を作成し、特許庁に提出します。これが「出願」です。この段階で弁理士と共同で作業することが多いです。
 出願された内容は、出願日から1年半後に「公開」され、特許庁のホームページから誰でも出願内容を閲覧できるようになります。
 次はいよいよ「審査請求」に移ります。出願日から3年以内に発明者が特許庁に特許内容の審査を請求するのです。
 「ここで特許庁に発明内容を『拒絶』されることが多いのですが、大概の人は拒絶理由通知を見てあきらめてしまうのです」と安武さん。
 それではどういう手段があるのか。拒絶されても「意見書」あるいは「手続補正所」という文書を特許庁の審査官に再提出するのです。意見書、手続補正所の提出は1回限り。ワンチャンスを生かすことができた時こそ、初めて特許を取得できるのです。

 ごく簡単に説明しますと、「発明」→「出願書類作成」→「出願」→「公開」→「審査請求」→(「拒絶」→「意見書提出」)→「登録」――という流れです。

Share

安武健司プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ大阪
  3. 大阪の法律関連
  4. 大阪の特許・商標・知財
  5. 安武健司
  6. 取材記事
  7. 2ページ目

© My Best Pro