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コラム

終の棲家を考える

平均寿命と健康寿命

2017年1月17日

「終の棲家を考える」
現在、日本人の平均寿命は男性80.79歳、女性87.05歳(厚生労働省:平成27年簡易生命表の概況による)となっています。私の母は、平成23年に転倒による脊椎圧迫骨折を負い、その後癌も発症し大手術を受け、昨年亡くなるまで5年間介護を必要とする生活をおくりました。
家族を介護した経験から思うのは、高齢者が健康で自立して生活できる期間と介護を必要とする期間の両方をできるだけ充実したものにしなければならないということです。
「健康上の問題で、日常生活が制限されることなく生活できる期間」を健康寿命と定義されています。
では日本における健康寿命はどうなっているのでしょう。
厚生労働省の最新資料によると、平成22年のデ-タで
男性:平均寿命79.64歳、健康寿命70.42歳 その差約9年間
女性:平均寿命86.39歳、健康寿命73.62歳 その差約13年間
となっています。
これは、健康寿命が終わり、男性で約9年間、女性で約13年間日常生活が制限される生活をおくる期間ということでしょうか。
男性で70歳、女性で80歳を超えてまだまだお元気な方は沢山いらっしゃいますので少し現実とは異なっていると思います。
私の母は亡くなるまでの介護認定は要介護2でした。ケアマネ-ジャ-さん、ホームヘルパ-さんのお世話になり、ディサ-ビス、最後はショ-トスティを利用しました。
母を介護した経験から介護認定を受ける歳の平均から亡くなるまでの期間を平均寿命から差引いたものが実際の健康寿命と考えられます。
平成24年「厚生労働科学 健康寿命の研究」には65歳の人が亡くなるまでの間、要介護認定2以上を受けずに(自立して)生活している期間と要介護認定2以上になった(自立できない)期間が報告されています。
平成22年のデ-タで
男性:平均余命18.9年うち自立生活期間17.2年、要介護生活1.6年
女性:平均余命24.0年うち自立生活期間20.5年、要介護生活3.4年
となっています。
つまり、高齢者が健康で自立して生活できる期間は男性:82歳、女性:85歳、介護を必要とする期間は男性:2年、女性:3年半ということです。
これからの高齢者の住まい、終の棲家を考えるうえで大事なことは自立して生活できる期間に介護を要する生活期間への備えでありましょう。
ではどのように備えていくのかを次回から住まいの器の面から考えてみたいと思います。
(参考:よっこらしょ!Vol.10 研究員のコラム 編集長 川口雅裕:老いの工学研究所)

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