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岸本貴史

職場を「人生を豊かにする場」に変えるプロ

岸本貴史(きしもとたかし)

トラスト・パートナーズ社労士事務所

コラム

就業規則説明会の進め方

就業規則

2018年3月12日 / 2018年3月25日更新

社員の入社時又は定期的に、社員向けに就業規則の説明会を行っている会社もあると思います。

しかし、初めて説明会を開催しようとすると、何を話していいのかわからないケースも多い様です。

そこで、今回は「就業規則説明会の進め方とひと工夫」についてお伝えします。

まず、就業規則説明会を開催することにしたなら、やるべきことは「何のためにやるのか?」を明確にすることです。例えば、自社の職場のルールを知ってもらい組織としての規律を維持するため、自社と労働時間と賃金の関係に対する不信感を払しょくするため、といった様に具体的に考えます。なぜなら、目的によって伝える内容や伝え方を変えないと、予想外の意図で伝わってしまうからです。そもそも、社員は就業規則の説明にそれほど興味をもっていません。だからこそ、「なぜ就業規則説明会を開催するのか?」「就業規則を知ることで何かメリットがあるのか?」ということに興味を持たせる必要があります。当然、説明会の冒頭で目的やメリットを話す方が聞く耳を持ってくれます。

さて、就業規則説明会の目的や社員の聞くメリットを伝えた後は、いよいよ就業規則の中身の話をしていきます。就業規則に記載されている内容と言えば、人事、労働時間(休憩、休日含む)、休暇、賃金、安全衛生、服務規律、賞罰(懲戒)などが一般的ですね。

これらを実際に規定している順番に話していくと、聞く方はかなりつらいものがあります。そこでおすすめしているのが、就業規則の記載内容を大きく2つのグループに分けて伝える『就業規則の二段階説明』です。説明していきますね。

まず1つ目が、人事、労働時間(休憩、休日含む)、休暇、賃金のグループです。これらは、企業による不当な労働条件から社員を守る、言わば「職場の安心」を保つためのグループです。もちろん、労務管理を実践している企業にとっては、自社の労働条件の良さについて社員にアピールすることも可能です。

そして2つ目が、安全衛生、服務規律、賞罰(懲戒)のグループであり、これらは災害や病気、他人の問題行動を防止する、言わば「職場の安全」を保つためのグループと言えます。もし、職場でルールに違反することをしたらどうなる?同じ職場に業務を妨害する社員がいたらどうすればいい?など、職場で起こり得る事例と就業規則を用いた対応方法を伝えることで、企業に対する信頼感を高めることにも繋がります。

つまり、就業規則の内容をただ順番に伝えるだけではなく、『職場の安心と安全』という観点から、その安心や安全が確保されていることのメリットと脅かされた場合の社員が被るデメリットなどをイメージしてもらう様に伝えることで、各規定の趣旨や内容もより伝わりやすくなります。

また、総則や雑則については軽視されがちですが、押しつけ感なく会社の理念などを盛り込むことができるので、自社の魅力を見える化して共有するには効果的に活用できます。

以上、今回は「就業規則説明会の進め方とひと工夫」についてお伝えしました。

快適な職場環境を築く手段としての就業規則説明会の活用方法はたくさんありますが、まずはこの『就業規則の二段階説明』、試してみてくださいね。

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