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プライベートブランド開発 プロが教える成功の秘訣3ステップ

2022年9月13日

テーマ:経営戦略

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 会社設立 相談経営戦略企業ブランディング

他社との差別化や顧客の満足度を左右するだけではなく、売り上げやコストコントロールに直接的に影響を及ぼすものがある、それは何かお分かりでしょうか?自社のブランド性をダイレクトに顧客に伝え、施術だけでなく、店舗を出た後もホームケアとして御社のブランドを思い出させるもの、それがプロダクツです。

創業時、店舗の内装や人材確保など、多くの労力と資産を費やす項目がある中、プロダクツの選択は案外後回しにされ、結果多くの店舗がナショナルブランドを選択しているという現実があります。しかし近年は、プライベート ブランド製品が冷凍食品から衣料品に至るまで、多くのビジネスでより普及しており、スパやエステ、サロン経営者からもプライベートブランドを開発したい、という声がよく寄せられます。

そこで今回は、プライベートブランド開発におけるメリットとデメリットをまとめた上で、成功の秘訣3ステップを実例も交えてお教えします。

まずは、これまで海外のホテルなどにプライベートブランドの開発をサポートしてきた経験から、多くのクライアントが得たメリットについて紹介します。

1。利益率が高くなる。
国内・海外ブランドの場合、販売手数料の支払いなどによってコストが高く、多くの利益が望めないのが現状です。それに比べて自社ブランドでは、OEM既存を微調整するなどによって初期コストを抑える事もでき、さらに、価格設定が自由であるため、一般的には利益率が高くなります。

2。顧客が忠実になる。
販売販路を自由に決められるので、商品を開発して独占的に販売することができます。そのため、顧客が商品を気に入れば、ブランド ストーリーを伝える機会を得ながら、顧客が定着しやすい環境を作ることができます。

3。ブランドイメージの向上につながる。
自社ならではの強みを持った独自開発の商品や、さらにはマッサージやフェイシャルプロトコルの開発を同時に進める事は、専門性や信頼度の強化につながり、他社との差別化が図れます。

一方、もちろん様々なデメリットも起こる場合があります。例えば:
1。コストが高くなる場合
全くのオリジナルを一から処方開発したり、OEMの取扱のない材料を採用、又は、高額な容器を導入した場合、初期コストや発注最低数量が高くなります。結果、ナショナルブランドと比べてコストが高くなる場合も想定されます。

2。販売力の低下する場合
マーケティングやトレーニングなど、ナショナルブランドが提供してくれていたサポートを疎かにしてしまうと、販売力に衰えが生じます。

3。品質管理や倉庫が必要となる
生産元はOEMでも販売元が自社となり、製品に対しての責任を負うことになります。ナショナルブランドの場合は、メーカー側に任せていた顧客からのクレーム対応も求められ、消費者に対する責任が増えます。その他、必要な数量をオーダーできるナショナルブランドと違い、少なくとも数ヶ月分の数量を管理する事となるため、場合によっては温度調整のできる倉庫と在庫管理を自社で行う必要があります。

以上、もう一度そのメリット・デメリットをまとめた図で見てみましょう。

この図を見てお気づきかも知れませんが、最初の2項目のメリットとデメリットは共存しにくい内容、つまりどちらかが結果として現れる傾向にあります。3項目目はインフラ構築と入念な準備が必要であることが見えてきます。

弊社は一昨年、シンガポールの5つ星ホテルスパのプライベートブランド開発をサポートさせて頂きました。商品化したプロダクツが自社ブランドとしてマーケットに出て1年が経過しましたが、ナショナルブランドと比べてのコストダウンは元より、シンガポール国内でも珍しく自社ブランドを掲げるスパとして差別化を図り、業界内のポジショニング確立にも貢献しています。
コンサルタントとしてブランド開発にあたり、考え抜いた戦略を実行しました。その中でも特に成功へと導いた3つのステップを紹介します。

成功の秘訣 3ステップ


STEP 1。ターゲット市場の明確化
プライベートブランド開発の出発点となる質問は、『希望する顧客は誰で、彼らが最も関心を持っている可能性が高いのはどの種類の製品?』です。
店舗のニッチが何であれ、現在ナショナルブランドを提供している場合、ラインナップに欠けているアイテムがいくつかある可能性があります。データーがない場合はマーケットリサーチを行います。

STEP 2。コンセプトの開発
開発する製品は、店舗のビジョンとブランド性を表現していなければなりません。シグネチャー アロマを含めたり、ブランドストーリーと一致するメッセージを含むパッケージを使用したりする必要があります。又、テラピストや施術担当者の意見を聞くことは、 将来販売を担当する事となるスタッフの愛着心やオーナーシップを高めるために意義深いプロセスにもなります。

STEP 3。インフラ構築
見落としがちな最後のステップが、自社ブランド開発と同時進行で行っておく必要のあるインフラ構築です。これまでナショナルブランドに任せていたかも知れない業務には、マーケティング、トレーニング、在庫管理システムがあります。有効成分や製品知識をまとめたトレーニングマニュアルの作成、プレスリリースやホームページのアップデート、宣伝戦略など、担当者の配置など入念な準備が必要となってきます。

単に低価格の代替品を開発するのではなく、自社のブランド性を十分に生かした商品の開発と、十分なインフラ作り、そしてイノベーションに注力すれば、プライベート ブランドも大きな成功となります。

初回コンサルティングは無料で行っております。
あなたのブランドの可能性を最大限に引き出すウェルネスコンセプトをご提案させて頂きます。

この記事を書いたプロ

グエン友香

世界に通用するスパ&ウエルネス事業の専門家

グエン友香(So.Wa Spa & Wellness Consultancy)

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