西浦光洋プロのご紹介
大阪から世界へ。日本の水墨画の魅力と技術を伝える水墨画家(2/3)
四君子の描き方で基礎技術を身に付けて上達の道へ
「伝統に裏付けられた水墨画は難しいと思う人もいらっしゃいますが、心配はいりません。水墨画が好きであれば、初心者でも上達します」と西浦さん。実際、88歳で水墨画デビューをし、展覧会に作品を出展した生徒もいたそうです。
西浦さんいわく、基礎をしっかり習得することがポイントだとか。「早い段階で基礎をしっかり指導します。水墨画には四君子(蘭、竹、菊、梅)と呼ばれる画題があります。これらの描き方を練習することで、筆づかいや色の濃淡、滲みなどさまざまな技法を学ぶことができます。教室では四君子を教えることを大切にしています」
生徒の上達のためには、「教えることを惜しまない」という姿勢で臨む西浦さん。「筆を一緒に持って筆先を動かすこともあります。これにより、力の入れ具合をつかんでいただけるのです。また、お手本を描いてみせることもありますよ」
水墨画教室は10人前後の少人数制。生徒ひとりひとりのペースを尊重しています。「高齢の人でも、回を重ねるごとに集中力が増しているのを感じます。70歳を超えている人でも一心不乱に水墨画を描き続けて、『今日は一言も話をしなかったね』という日もよくあります」
「水墨画は生きがい」。こんな言葉を口にする生徒も少なくないそうで、生徒が純粋に水墨画を楽しむ姿を思い出しやさしい表情を見せます。
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