営業効率を高める仕組みを整え、中小企業の成長に貢献（1/3）

営業の分業体制「The Model」を取り入れ、新規開拓をスムーズに

　Webマーケティング会社「YOUNEEDS（ユーニーズ）」の代表取締役で、顧客開拓・獲得のノウハウを持つ染野尭之さん。営業コンサルタントの顔も持ち、「01zero-ichi（ゼロイチ）」の屋号で中小企業の営業力強化に尽力しています。

　法人営業でトップセールスを誇り、新たなビジネスや営業部門を立ち上げた実績をもとに、独立以来3年で70社以上をサポート。ゼネコンや製造、システム販売などBtoB企業を中心に、業種は多岐にわたります。

　染野さんは、営業戦略や個人のKPI（重要業績評価指標）を策定するとともに、新規と既存顧客へのアプローチを分けることを提案します。
　「既存客の御用聞きで手一杯という企業は多いです。客単価を上げるのではなく、積極的な新規獲得の体制を整え、売り上げ拡大を導きます」

　ベースとなるのは、リードの抽出からインサイドセールス・フィールドセールス・カスタマーサクセスまで、営業プロセスを分業化する「The Model（ザモデル）」。特に、見込み客にメールや電話で接触を図り、機が熟したタイミングで対面の商談につなぐインサイドセールスの役割を重視します。
　「大事なのは、形をつくることではなく目的を理解することです。企業に合わせた役割分担で、ゼロから一に進めましょう」

　サポート期間は、スピード感をモットーに、3カ月から半年が目安。「取引先が増えた」「売り上げ前年比120％を達成」など成果につなげ、以降もミーティングなどへの参加を頼まれることも。「自分を認めてもらえたと実感でき、ありがたいですね」と笑顔を見せます。

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