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川口重行

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川口重行(かわぐちしげゆき)

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コラム

憧れだけで取り入れると失敗する。ウォークインクローゼットの間取り

2017年10月2日 / 2018年3月12日更新

間取りに衣類の収納スペース、「ウォークインクローゼット」を取り入れた住宅やマンションが増えています。
成人1人当たり1畳分が適当な広さとされており、ハンガーポールや棚板をつけて衣服を整理整頓できるスペースとなっています。

その大半は寝室横に設置されていましたが、最近では洗面所の横や玄関の近くというように生活動線を考えた配置も見られるようになりました。

ウォークスルークローゼットは、出入り口が2カ所あるため、間取りによってはさらに効率よく使える空間となります。

衣類の分類整理は納戸を利用することでも可能ですが、これらの収納スペースを間取りに取り入れるなら、衣類以外の物も押し込んで「開かずの間」とならないように注意しましょう。

便利な収納部屋「ウォークインクローゼット」を設置するメリット

間取りでよく見られる「ウォークインクローゼット」とは、洋服やバッグ、靴など、衣料品を収納する部屋のことです。

以前は、衣服を大型のタンスや引き出し式のチェストに片付けるのが主流でした。昔、女性が結婚する時には、自分の背の高さよりも大きな木製のタンスが「嫁入り道具」の必需品でした。

しかし近年では部屋の一部をタンス代わりに使うウォークインクローゼットがあるマンションも増えたため、大型のタンスを買わずに、持ち運びがしやすく安価なプラスチック製の衣装ケースやワゴンがついたチェストがよく使われるようになっています。

コートやジャケット類のように畳んでしまうのが厄介な衣類はハンガーにつるす、その他の衣服はホームセンターで買った衣装ケースに畳んで保管し、季節の変わり目に春夏物と秋冬物を入れ替えるといったライフスタイルが主流となりました。ウォークインクローゼットは、このようなニーズに上手くマッチした空間として持ち家、賃貸住宅の区別なく幅広く普及しています。

間取りの中にウォークインクローゼットを取り入れるメリットは、衣料雑貨を全てこのスペースに収納することで、各居室を有効に使えることです。
大きなタンスが不要になり、その置き場所に困ることがなくなりますし、衣類を一つにまとめて整理し保管すれば、不要なものを買ってしまう心配も少なくなります。

ウォークインクローゼットの中は、通常、服をつるして保管するためのハンガーポールが設置されています。この他に、収納ケースやカバンなどの雑貨を整理整頓して置けるよう、棚がついていることもあります。

ウォークインクローゼットは、注文住宅で間取りに取り入れるなら、どのように使いたいかをしっかりと考えて、設置場所や広さ、中に設ける棚など、細かいところまで要望を設計士に伝えて作ってもらうようにしましょう。

「ウォークインクローゼット」はどこに作れば便利なの?

間取りの中にウォークインクローゼットを作る時、どこに配置するのがベストなのでしょうか。またその広さはどれぐらいで、中のハンガーポールや棚板をどのようにつければいいのでしょうか?

大まかな目安ですが、ウォークインクローゼットの広さは大人1人につき1畳分の広さが適当とされています。
夫婦2人なら2畳分、2人子供がいるが成長した後のことを考えてもう2畳分増やすかなども検討しながら大きさを決めていきます。

また、成人男性1人当たり、パイプハンガーの巾で90~120㎝、女性なら180㎝とっておくと良いとされています。

仮に2畳分の広さで設置するなら、壁の厚みを含めて1.82mの正方形のスペースをとり、両端にパイプハンガーを設置します。スペースの中央部分を通路として使いますが、この巾は最低60㎝が望ましいとされています。

次にどこにウォークインクローゼットを作るかですが、寝室横が多いのですが、風呂・洗面所付近に設ける人もいます。水回り付近に衣類を置くと湿気やカビが気になりますが、風が通るような工夫をしておけばその心配もなく、逆に生活動線を考えればとても便利だという意見もあります。また、玄関近くに家族全員で使うことができるウォークイクローゼットを設ける人もいます。お出掛け、帰宅の際、家族皆んなが、ここでの着替えを習慣づけてくれれば、お母さんは家事が大変楽になるでしょうね。

設置場所を誤ると、日常生活で服を選んで着替えるためのスペースから誰も入らない物置小屋になり、何がどこにしまってあるのかわからなくなってしまいます。自分の生活パターンにマッチする場所を選ぶようにしましょう。

ウォークスルークローゼットや納戸を収納部屋に検討してみる

衣服の収納場所は、ウォークインクローゼット以外に、ウォークスルークローゼットや納戸のスペースでも対応可能です。
ウォークスルークローゼットは出入り口が2つあり、2つの部屋の間に設置して生活動線を短くすることで、より便利な空間として利用できる動線的なメリットがあります。
片付け専門家で、洗面所と寝室をつなぐウォークスルークローゼットを提案している人もいます。またウォークインクローゼットにこだわらず、納戸もウォークインクローゼットとして使うことができます。

この場合に注意したいのは、常にそのスペースを衣類の収納場所として使わないと、そこは「開かずの間」と化し、必要・不必要の区別なく物を押し込んだ物置小屋となってしまうことです。
衣類を置いて着替えもする部屋だったはずが、気が付けば、洗剤や保存食品まで押し込んでいるような使い方になってしまいます。

ウォークインクローゼットの本来の目的は、衣類だけを他のものと分類し保管することで日常生活をより便利に快適に過ごすためのものです。

そのためには、衣類以外の物は、別の場所にきちんと整理整頓しておかねばなりません。
家族と話し合い専門家の意見も聞きながら、完成後の生活のイメージをしっかり描いてウォークインクローゼットの間取り決めをしていきましょう。

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