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川口重行

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川口重行(かわぐちしげゆき)

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コラム

窓の多い家のメリット・デメリット

2017年9月13日 / 2018年3月12日更新

窓は、日光を取り入れて室内を明るくするだけでなく、開け閉めをすることで家の中に風が入るので、室内の温度を調節することができます。

それだけでなく、窓から見える景色や眺望は窓枠が額縁の役割を果たし、美しくクローズアップされた絵画のような趣きもあり、住む人にとって心の癒しにもなります。ステンドグラスのように、そのデザインを楽しむ芸術的な働きもあります。

住む人にとっては快適な住環境を作る役割をする窓は、その数が多い方が良いというわけでもありません。
窓をつけすぎてしまうと外から室内が丸見えになりますし、大きな家具を置く場所もなくなります。掃除やメンテナンスの手間もかかり、コストもアップします。また、窓が多くなると壁が少なくなりますので構造的にも弱くなる可能性があります。

窓の設置は、建築基準法に沿って必要な場所に適正な数を設置します。
家は場所により日光が入りにくい方角があり、外との寒暖差が大きくなって窓に結露が生じることがあります。

このように窓をつけることで起こりうるトラブルが予測できる時は、窓の材質(樹脂・木製など)やガラスを二重にするなどの対策が必要になります。
家を新築する際、間取り決めの時は、窓についてもその数や設置場所、取り付ける窓のタイプなど、専門家の意見を聞きながら進めていきましょう。

窓の役割とは

「窓」の役割は、主として日光を取り入れて部屋の明るさを保つことや室内に風を通して室内の温度をコントロールすることですが、それだけではありません。

家を外から見た場合、窓はその形や大きさなど家全体のイメージ作りに大きな影響を与えています。
和室なら障子がついた窓、洋風建築なら両開きの出窓といったように、それぞれの家の様式に合う窓の形があります。

家の外観の良し悪しを決めるのは、窓といっても過言ではありません。
窓の種類と配置、家全体の形と色や素材のバランスがうまく取れることで家の外観ができ上がっているのです。

そして、光や風を取り入れて快適に過ごす機能的な目的以外にも、窓から眺める景色を楽しんだり解放感や季節感を味わうという心理的な役割も窓にはあります。

窓は単なる家の一部分ではなく、設置基準については法律で定められたルールがあります。
建築基準法によれば、「居室」には床面積の7分の1以上の大きさの窓をつけることが定められています。
また、「住宅性能表示制度」には、床面積や方位別に対する窓の割合まで数値で記載されており、これに基づいて作成された評価書を見れば、家の明るさがよくわかります

建築基準法では、採光だけでなく通風の面からでも24時間換気ができる設備の設置だけでなく、自然換気の面積基準が設けられています。
窓は、このような法律に沿って設置されなければなりません。

窓の多い家のデメリットとは

このように窓は家にとっては欠かせないものですが、多い方が良いというわけではありません。家の設計の段階で、窓の数とその種類や大きさなどをしっかり考えて設置しなければなりません。

特に日本では狭い土地にたくさんの家が建っているため、すぐ隣にある家や建物とプライバシーの問題には配慮が必要です。

風通しはいいのに、お隣さんの暮らしぶりが丸見えでは互いに快適な生活を送ることはでいません。また、夜に照明をつけたら外からよく見える部屋になってしまうこともあります。

確かに窓が多い家は光もたくさん取り入れることができ、風通しも良くなりますが、つけすぎてしまうと家具を置く場所がなくなり、カーテンがたくさん必要になるので費用もアップします。掃除も大変ですし、外出の度に戸締りに時間がかかります。そのうち面倒になって年中閉めたままにすれば、風も通りにくくなります。また、開口部が多いと防犯面でも心配です。

壁面にガラスを設置する時には、コーキング剤を使いますが劣化が早く定期的にメンテナンスしなければ雨漏りの原因となることもあります。

窓は取り付ければOKというものではなく、プライバシー確保やメンテナンス費用、家具の配置、日常の手間からみても必要な場所に必要な数だけ設置することが大切です。

設置する方角や条件によっては窓にもこだわりが必要

窓は設置する方角や土地の周辺の気候、隣接した建物の影響を受けやすい特徴があります。
例えば北側の窓では昼夜の寒暖差が大きく、それを補おうとして暖房を使えば使うほど結露に悩まされることがあります。

こんな時は、断熱効果を高め結露も防ぐ断熱性能の高い樹脂サッシや二重窓を設置します。

窓には色々な種類があるので、間取りを決める段階で専門家と話し合い、起こりうるトラブルについてはあらかじめ把握しておき、それに対応できる窓を選んでおきましょう。

例えば太陽光が取り入れにくい北側の部屋には「トップライト(天窓)」と呼ばれる窓を設置すれば、1日を通して光が入るようになります。
トップライトには、光を取り込むだけの固定式と風も取り込める開閉式があります。
開閉式は、手動と電動タイプがありますが、取り付ける位置に応じてどちらかを選びます。
ガラス部分は、必要に応じて複層ガラス、遮熱複層ガラス、強化ガラス、網入りガラス、また汚れがつきにくいタイプなどがあります。

予算に応じて専門家の意見も聞きながら窓を選んでください。

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