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川口重行

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川口重行(かわぐちしげゆき)

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コラム

実は明るい!北側に窓を配置するためのメリット

2017年9月11日 / 2018年3月12日更新

北側の部屋は、日光が入りにくいことから1日中暗いイメージがありますが、実際はそんなことはありません。

「光が入りにくいから窓をつけなくてもよい」ということはなく、北側に窓をつけるメリットはあります。

家全体に風を通すためにも間取りを決める時は、北側に窓を配置するのが良いでしょう。

北側の窓は、東、西、南の方角と比べて日光が直接入る時間帯はない代わりに、直射日光による床や家具の日焼けの心配をする必要がない利点があります。
ですから、シェードをおろして生活することもなく、1日を通じて安定した明るさをキープできます。

明るさが一定であるということは、温度差も少なく快適に過ごせるので勉強や仕事をじっくりしたい人は北側に書斎や勉強部屋を作っています。

注意したいのは、窓の配置です。

北側すぐに隣接した家がある場合は、互いに目線を合わすことがないような窓の取り付けを考えます。曇りガラスにして、小さめの窓を部屋の上側、天井近くに設置するなどの工夫が必要になります。

北側の部屋に窓が必要な理由とは

家の間取りを決めていく段階で注意したいことの1つに、北側の部屋の窓の取り付けがあります。

北側の部屋は日光が入らないからという理由で、家の設計の中でも後回しにされがちですが、だからといって何も考えずにいると、薄暗く風通しの悪い家になってしまうリスクがあります。

北側の部屋は、日光が直接入らないから真っ暗だというのは間違った考えで、1戸建ての住宅の北側の部屋でも窓があれば日中は照明がなくても過ごせることもあります。

太陽光は家の上から入ってくるため、北側の窓からでも柔らかな光が長時間入ってきます。
東側の部屋なら朝日が、西側の部屋では西日といった直射日光に悩まされることもなく、1日を通じて温度差も少なく快適に過ごせるメリットがあります。

どうしても暗さが気になるなら、光を取り入れる目的で天井の一部を開けて取り付ける「トップライト(天窓)」を設置すれば、日光をさらに取り入れることができます。
このようにして、必要に応じて窓を設置すれば、1日を通して安定した明るさを保つこともできるようになります。

確かに北側の部屋は東、西、南向きの部屋と比べて、日差しが少ない分寒さを感じやすいデメリットもありますが、暖房器具を使ってある程度は対応できます。
そして北側に窓があると、家全体として、南北方向に風が通るので涼風効果もあり、防湿効果もアップしてカビ対策もできるようになります。

家を長持ちさせるためにも、北側の部屋にも窓は設置するのが良いでしょう。

住み心地を考えれば北側の部屋にも窓の設置は不可欠

1戸建ての家の間取りでは、日光が1日中確保できるリビングを始めとする居室を南東側に、逆に日当たりが悪い北側にトイレや浴室といった水回りを配置する傾向があります。
ただし、敷地に面した道路が北側にあったり、南に隣接した建物との距離が極端に狭いなどの理由で、間取りは状況に応じて変わるものです。

北側の部屋で気を付けることは、日当たり以外に湿気がこもりやいことです。冬場に多い結露が発生しやすいのも、北側の部屋の特徴です。

日本の冬は乾燥しているにも関わらず、北側の部屋は他の部屋よりも寒さを感じやすくなり、寒さをしのぐために暖房をすると、室外との気温差が大きくなり結露が発生しやすくなります。

窓枠やカーテンレールなどにカビが発生すれば、住み心地も悪くなります。
そのためにも、日当たりだけでなく風通しを良くする目的で窓の設置が不可欠となってきます。

そして窓の種類も断熱窓を取り入れるなど、他の部屋に比べて結露対策を意識したものを選ぶようにしましょう。

住環境に合わせて窓の種類や設置場所を考える

間取り決めで北側に窓を取り付ける時は、その位置やその大きさについては、注意が必要です。

例えば北隣に1戸建て住宅があり、その家の南側に庭があって大きな窓があるとします。
自分の家の北側の部屋にも同じような窓をつけると、互いの生活の様子が見えてしまい常に見られているような気がして快適な日常生活を送りづらくなります。

こんな時は、自分の家の北側の部屋の窓は、床から天井近くまで高さがある「掃き出し窓」ではなく、立った状態の腰の位置から上に設置する「腰窓」にする、壁の高い位置に設ける「高窓」にする、和室なら低い位置の「地窓」、窓に障子をつけるなどの工夫も必要になります。

透明なガラスではなく、曇りガラスにする方法もあります。
窓の種類としては、プライバシーの確保効果が高い「内倒し窓」があります。
天井に近い場所に設置すれば、外からも見えにくく、日光も取り入れることができますし、夏場は開放して常に風を取り入れられるメリットがあります。
屋根や庇がない時は、窓の上部を軸にして開閉する「突き出し窓」にすれば、雨が部屋に吹き込む心配も少なくなります。

間取りを決める時、それぞれの部屋には対角線上に窓を2つ設置するのが理想とされていますが、実際には、全ての部屋にこの条件は当てはまりません。
家全体として南北、東西方向に風が通るように窓の位置を決めること、そして窓の種類については、家が和風か洋風かといった建築様式に合う構造の窓を専門家のアドバイスを聞きながら決めていきましょう。

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