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川口重行

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川口重行(かわぐちしげゆき)

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コラム

無垢材のフローリングは本当にデメリットばかりなのか

無垢材・国産材

2016年10月29日 / 2018年3月9日更新

無垢材のフローリングは、肌触りや木の温もりを初めとして、いろんな長所を持っています。
一方で、「コストの高さ」と「メンテナンスの難しさ」という二つの理由から、あきらめる方も多いと聞きます。

確かに、木材そのものが高価で施行にも手間のかかる無垢材のフローリングにおいて施工時の「コストの高さ」は見逃せないものです。しかし、5年~10年で色が褪せ、剥がれてくる合板のフローリングに比べて、施工時の「コストの高さ」だけにこだわることが賢明なのかと問われると、そこには人によってさまざまな解答があると思われます。

またメンテナンスに関しては、フローリング材に使用する樹種の特徴や、無垢材の特性を熟知したプロに施行してもらうことによって、大きな割れや反りなどのリスクを低減することができます。

私どもが行っている伐採祈願体験ツアーでは、一級建築士も同行してさまざまな質問にお答えしますので、フローリング材などの知識も得ることができます。

無垢材のフローリングの魅力とデメリット

さて今回のコラムでは、無垢材のフローリングについて考えてみたいと思います。

無垢材のフローリングと言えば、合板や集成材でできたフローリングに比べて肌触りも良く、木の温もりを感じられることが大きな特徴です。また使い込むにつれて年々味が出てくるといったメリットをはじめ、アレルギーやシックハウスなどの危険性が少ないといった長所もあります。

しかし、施工業者の中には無垢材のフローリングのデメリットを主張し、施行を避けたがる業者もいると聞きます。
まずは、そうした業者の訴えるデメリットに焦点をあて「デメリットは回避できないものなのか」ということを考えてみましょう。

無垢材のフローリングのデメリットとして挙げられるのは、「コストが高い」ということです。
一般的に、広い幅を確保できる合板に比べて、決まった幅しかとることができない無垢材でフローリングを作るとなると、施行自体に手間と時間がかかります。

また多くの場合、合板の上に木目のシールや薄くスライスした木の木目を貼っただけの合板のフローリングに対し、一つ一つ木目の違う無垢材のフローリングを貼るには、さまざまな配慮が必要となってきます。

極端な話をすれば、ある程度の施工業者であれば、何も考えずに次々と貼っていける合板のフローリングに比べて、無垢材のフローリングは熟練した技術と知識が必要になってくるということです。

無垢材自体のコストの高さに加え、こうした施工業者の手間が上乗せされるので、「コストが高い」という主張にはうなずける部分があります。

そして、もう一つ挙げられるデメリットに、「無垢材の床はメンテナンスが大変だ」というものがあります。

前回のコラムでも書きましたが、原則としてフローリングに使われている無垢材は平衡(へいこう)含水率に達した乾燥材です。ということは、外気に湿気が多く含まれていれば、それらを吸って膨張し、外気が乾燥すれば水分を放出して収縮します。これらが年月を経ることで、反りや割れなどにつながるため、長年のメンテナンスが難しいということです。

では、「こうしたデメリットを本当に防ぐことができないのか」という点については、次項で詳しく見ていくことにしましょう。

無垢材のフローリングのデメリットを防ぐ方法

まず一つ目のデメリットである「コストの高さ」について、考えてみましょう。

こちらに関しては正直に言って、一般的な合板のフローリングよりも安くなるということは難しいでしょう。

無垢材は、植林から製材までを一括で行う森林組合などから直接仕入れることで、市場価格の7割程度までコストを押さえることができます。また、幅広い無垢材を使用することで施行のコストを押さえることも可能と言えば可能です。

しかし、幅広の無垢材はその面積が大きいだけに反りや割れのリスクが高まるなど、コストを削ってしまうとメンテナンス面で大きな不安が出てくることもあります。それゆえ、コスト削減にこだわり過ぎるのはおすすめできません。

また、無垢材のフローリングはしっかりとメンテナンスさえしていれば、5年~10年で色褪せたり、剥がれたりしてくる合板のフローリングよりもはるかに長持ちします。
こういったことを考えると、一概に施工時に必要な金額だけを見て「高い」と考えることは賢明ではありません。

それでは続いて、メンテナンスの問題について考えてみましょう。
こちらは材木の種類を選ぶこと、施行の際に無垢材の知識に精通した業者に作業をしてもらうことが要になります。

例えば、針葉樹はまっすぐに伸びており、「幅が広く長さのあるフローリング材を採りやすい」「柔らかく温もりがある」と言ったメリットがある反面、「傷つきやすく、湿度に弱い」というデメリットがあります。

広葉樹は堅くて耐久力があり、木目の種類も豊富ながら、「肌触りが針葉樹に比べて冷たく感じる」「コストが高くなりがち」といったデメリットもあります。

樹種の選択は、その部屋の日当りや湿度、室内の湿度を大きく左右するエアコンなどの空調機との関係により、さまざまな選択肢が考えられます。施行の時点で、しっかりと木目の違いによる各板の伸縮率の差、季節による伸縮などを考えてフローリング材を貼ってもらうことで、深刻な割れや反りのリスクを軽減することができます。

またあまり神経質にならずとも、細かな割れや反りは合板にはない、無垢材の味でもあります。以前のコラムにも書きましたが、それらを我が家の歴史として楽しめるのも、無垢材ならではと言うことです。

やはり実際に自分の目で見ることが必要

また、深刻な割れや反りを回避する条件として、しっかりと平衡(へいこう)含水率に達したフローリング材を使っていることが挙げられます。

私たちが行っている伐採ツアーでは一級建築士が同行し、みなさんから寄せられるさまざまな質問にお答えしておりますので、フローリングなどの細かい施行に対してもお役に立てるのではないかと思います。
HPの情報をチェックの上(http://www.solarcom.jp/event/list/?p_event=3675)、ぜひご参加ください。

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