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川口重行

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川口重行(かわぐちしげゆき)

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コラム

木の家に生かしたい自然素材・・・珪藻土の左官塗り壁材。

木の家

2014年8月17日 / 2016年10月26日更新

すこし高価、でも、施工は楽な珪藻土仕上げ材

室内の湿度を調節し、保温・断熱性に優れ、室内の嫌な臭いを吸い取り、しかも耐火性に優れ・・・、
こう列記してみると、珪藻土はいいことずくめの素材と思えますが、粘土のように自分で固まる自硬性がないために、これだけでは塗り壁材として使えません。

そのため、セメントや石灰などの凝固材やつなぎ材を配合する必要があります。そうした材料があらかじめ配合してあって、現場ではそれを水で練って塗るだけでよいというのが、珪藻土仕上げ材です。

現在、いろいろな会社から発売されていますが、各社独自で開発し、それぞれ凝固材やつなぎ材の種類が違います。
内装用、外装用、内・外装用などに分かれ、色調もいろいろ。藁スサを入れて土壁風の仕上げや漆喰調など、さまざまな表面仕上げができます。



珪藻土はプランクトンの堆積土

珪藻土は、海や湖に棲息しているプランクトン(藻類)の死骸が海底や湖底に永年にわたって堆積し、化石化したものです。水の中で生きていた植物プランクトンの遺骸が、静かに積もって土になる。削り取られたばかりの地肌はバウムクーヘンのように層を成し、緑がかった色。季節の変化で1年輪。土にも年輪があります。

もとは湖底だったから、珪藻土の60パーセントは水分。歩くとふわっと靴が沈む。「10トン掘れば6トンは水」、、、。
昔は砂糖の精製に濾過材として使っていた。今でもビールの濾過に使う。濾過材には純度を要求されるので、焼成して白い微粉末にする。

珪藻土の主成分はガラスと同じ珪酸質で、電子顕微鏡で見ると、表面には0.1~1ミクロンの超微細な無数の孔をもっていることがわかります。この超微細・多孔質構造を生かして、ろ過材や保温材、身近なところでは、七輪などに使われてきました。
しかし、建築材料として使われ始めたのは、そう古いことではありません。珪藻土がもつさまざまな優れた機能―保温・断熱・調湿・脱臭・空気清浄・吸音・結露防止・防火性など―に着目して、今後、さらに建築材料としてのさまざまな利用法が考えられていくのではないでしょうか。

珪藻土は昔からいろいろな場面で利用されてきました。新たな用途に使うなら、利点も欠点も特性をよく知って使ってほしいものです。

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