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伊藤研三

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伊藤研三(いとうけんぞう) / 学習塾

伸学塾 晴藍(せいらん)

コラム

「受験」との向き合い方 ~進路選択時がチャンス!学びにフォーカス!

2021年11月2日

テーマ:学び方革新

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

コラムキーワード: 高校受験 勉強法受験勉強 モチベーション勉強法 おすすめ

今回は、時期的には皆さんが直面
していると思われる「進路選択」と
そこから「受験」との向き合い方
まで、その過程で得られるものに
フォーカスして書いていきます。

この時期になると、興味を持った
学校のオープンスクールに参加し、
志望校への気持ちを強くしている
方が多くなってきます。

ただ、それでも

『志望校を選ぶのは、難しい…』
『どうやって決めたらいいか…』

と仰る方も多く、どう決めていく
かを迷っておられるのが実情。

まずはそういう方々に、
少しでもお役立てればと思い、

「進路選択時のスタンス」

からお話をしていきます。

基本的・具体的アクションは
(至極当たり前のことですが)

①自己観察:志望校への意識向上
 オープンスクール、説明会等に
参加し、そこにいる自分を
 イメージすること。

②検証:試験・選抜基準を検証
 する。受験パターン、試験科目、
 配点、ボーダー基準など、自分
 の特徴と照合する。言わば
 志望校と自分との相性を見る。

③行動:内申点・実力向上の努力
 どのレベルの内申と実力が必要な
 のかを明確に認識し、クリアする
 行動をとる。

このようにお子様に合ったレベル、
環境、方向性を確認しておくこと
が最初の一歩になります。

その上で、少し抽象的ですが、
今後のお子様の変化・成長にとって
必要不可欠なステップ(スタンス)
について触れていきます。

①受験は通過点・マイルストーン
 長期プロジェクトの節目と認識し、
 変化していく方向性を探る。

受験結果で何か大きなことが決まる
訳ではありません。大仰ですが、
生きるという長期プロジェクト
の単なる節目。そして起承転結
で言えば「起」の部分。

だからこそ、大事なのは、
【今後に繋がる学び】を得ること。

ダーウィン「種の起源」にある

『最も強いものが生き残る
    のではない。
 最も賢いものが生き残る
    のでもない。
 最後まで生き残るのは
    変化するものである』

この言葉を借りると、

今後生き残る(=活躍する)
ために、

環境に適応しつつ、自ら変化を
起こす力をつける

その大きな機会がこの受験期。

正しい解を探すという考え方を
一旦脇に置いて

『この機会に学ぶべきこと、
 体得すべきことは何か』

『その学校を受験すること
 でそれを得られるか』

という視点で考えることを
まずはお奨めしています。

つまり、本人にとって最も
学びの大きい志望校なのか?
ということです。

一度そのアプローチで見直し
てみて下さい。

②変化とは、問題解決の連鎖

『変化する』ということを、
『問題解決を連鎖させる』
 ことだとすると、

まずは今の自分の何が問題か
を探る必要があります。

その際に使えるもので、
問題解決の基本フレーム
「空」「雨」「傘」というもの
があります。

「空」:事実の認識
 :空を見ると曇っている
 (実力が不足している)

「雨」:事実の解釈
 :今日は雨が降りそうだ
 (努力が必要だ)

「傘」:行動を判断
 :傘を持って出かけよう
 (具体的な行動を決める)

そしてもちろん実際に行動する。
これが一連の流れになります。
  
つまり
 現状をしっかり認識
   ⇒状況をしっかり解釈
    ⇒行動を判断する

この一連の行動を連鎖させる
習慣をつけていくことが
変化・成長を呼び込む第一歩
になると考えています。

③今後(将来)への展望

物心がついて 中3時で約10年。
この10年で「今の自分」ができ、
次の10年で「未来の自分」が
創られます。

これまでの10年を振り返って、
自分の現状をはっきり分析し、
行動や意識の不十分な点を
見極めて変えていく。

どうなりたいかを意識しながら、
変化する力を発揮して、今まで
以上の自分をつくる。

そのため、将来こうしていきたい
という自分の主体性を固めていく
必要があります。

最近よく耳にすることですが、
子供達の将来の仕事や人財に
ついて、

『65%の子供達が将来
 今存在しない仕事に就く』

『AIの進歩で必要になる人
  or要らなくなる人…』

『well-posed problem
 (よく設定された問題)
 一意確定された、解決まで
 リニア(直線的)な問題は
 AIがやってしまう』

『ill-posed problem
 (設定不良な問題)
 多義的な文脈の中で意味を
 判断する必要がある問題は
 人間がやる』

等と言われています。

また
今後、人間に求められる能力が
これまでと大きく変わることも
予想されます。

複雑で多義的、正しい解が存在
しない問題解決を担う『人財』
になるためにも、受験の経験を
活かしてほしいと思っています。

ここまでをまとめますと、

進路選択時の基本スタンスは

自分自身を観察し、
どうすれば自分を活かせるのか
より高みに到達できるのか
を考え、

「変化する機会=受験期」

ととらえていただきたい

ということです。

さらに欲張って申し上げると

④受験期だからこそ磨くべき力

学力や志望校合格する力を前提と
して、付随して磨くべき力は

【メタ認知能力】
:自分を客観視する能力
 自分の思考・能力を対象とし、
 客観的に把握し認識する力

これは先ほどから申し上げている
変化を起こす力とほぼ同義。
「変化する、成長する、進化する」
ために不可欠な力とも言えそうです。

ではメタ認知能力を鍛えるために、
具体的には

①「なぜ」を常に問いかける
:意図への意識

②会話や文章化を積極的に行う
:アウトプット意識⇔明確化

③要素洗い出すクセをつける
:細分化力

④予定表をキッチリ作る
:手順化→検証→修正能力…

⑤頭の中にもう一人の「厳しい」
 自分をつくること

を行っていくとよいと言われています。

この能力を磨くことが、大きな変革が
待ち受ける将来の社会の中で、成功や
夢の実現への近道となりそうです。

せっかく受験をするので、

【全細胞ごと変化するイメージ】

でやり抜いてほしい、と思います。

付録:こんな考え方もあります。

【偶然を計画する】
:計画された偶発性理論
(Planned Happen Stance Theory)
 スタンフォード大学 JD・クランボルツ教授
 
「個人のキャリアの8割は予想しない
 偶発的な事象によって決定される」

「偶然の出来事(偶発性)を計画的に、
 意図的に利用、キャリアを創造する」

という考え方。

・自分に起こることはすべて『必然』と
 して受け入れ、必然ならば全て結果的
 にうまくいくように対応できるだろう
 という『自信』が持てるようになる。

・『失敗』というのはラベルに過ぎず、
 人は出来事に対して、自分で勝手に
 ラベルをつけ、それに対して、恐れ
 たり不安を抱いたりしているに過ぎ
 ない。

※全ては、成功・失敗のどちらにも
 「見える」が、結局は自分にとって
 の貴重な経験や学びとなる。

さらに特筆すべきは、研究成果では
『偶然を味方につけることができる』、
とも発表されていて、そのポイントは

1.好奇心(Curiosity)
 常に新しい学習機会を模索する

2.持続性(Persistence)
 めげない努力

3.柔軟性(Flexibility)
 信念・概念・態度・行動を変える

4.楽観性(Optimism)
 新しい機会を実現可能と考える

5.冒険心(Risk Taking)  
 結果が不確実でも行動に移す 

を持って行動すること。

こういう考え方に立ってみると、

自分でやり遂げる習慣が
【必然的な偶然】を呼び込み、
偶然を味方につけることができる。

逆に
【必然的な偶然をと呼び込み、
偶然を味方につけるまで、
やり遂げるんだ!

という言い方もできるかも。

正に受験で直面することそのもの。
これこそが受験する意義と言える
のではないか、と考えています。

本人はもちろん、見守るご家族も
落ち着かない時期ですが、長期的
にみると、有意義で充実した時間
だったことが少なくありません。

失敗はない、貴重な学びであり、
しかも偶然ではない?!

つまり、

『貴重な学びを積み重ねて、
 必然的にうまくいく』

ってことになります(笑)。

少し強引な感じもしますが、

長期的な視野に立てば立つほど
当てはまる理論だとも思います。

あとは前向きにやるだけ!!
日々前進していきましょう!

長文を最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

少しでもお役に立つこと
があれば幸いです。

この記事を書いたプロ

伊藤研三

学ぶ楽しさに出会える場をプロデュースする専門家

伊藤研三(伸学塾 晴藍(せいらん))

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