マイベストプロ大阪
伊藤研三

学ぶ楽しさに出会える場をプロデュースする専門家

伊藤研三(いとうけんぞう) / 学習塾

伸学塾 晴藍(せいらん)

コラム

受験の成果は合格以外にもあり! ~悪い習慣との決別~

2021年10月6日

テーマ:学び方革新

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

コラムキーワード: 高校受験 勉強法受験勉強 モチベーション社会 勉強法

今回は、受験を経験することを通して身に
着けてほしいことについて考えていきます。
自身の反省や自戒を込めて(笑)書いて
いきたいと思います。

この受験期に身に着けたいものを挙げると
「学力」「目標達成意欲」等学習面に始まり、
「時間管理」「計画的行動」等の生活面に
まで及びます。それは今後の生き方にも
大きな影響を及ぼす重要なものが少なく
ありません。

今回はその中枢的要素である

「良い習慣を創る」

ことにスポットを当てていきます。

大きいテーマで、属人的、正解のない、
そしてマニュアル化出来ないものですので、

逆説的に
「悪い習慣を削る」アプローチをしてみます。

悪習慣の中でも、影響力の大きい
「時間ロスの悪習慣」を検証していきます。

複合的かつ複雑に絡み合っていることが多い
のですが、ざっと列挙すると、

1.刹那主義
 目先のことに気を取られ、結果への期待
 や長期展望がないと、歯止めが利かない。
 最悪は携帯電話、ネット、YouTube等に
 ついはまってしまう。誘惑に完敗する。

2.先延ばし
 ズルズル先延ばし、すぐに着手できない。
 時間と意欲のメリハリがついていない。
 また全体像が見えていないこともある
 ため、先延ばした結果、時間切れになる
 ことも多い。

3.無計画
 無計画に着手し、効率が返って落ちる。
 やるべきことを把握していないので、
 とりあえず得意科目から…的な勉強に
 なることがある。勉強にムラや無駄が
 出やすい。

4.自己満足
 一生懸命やることで満足してしまう。
 提出物、ワーク等のやるべきことを
 やってしまうと、安心・油断するため、
 最も大事なその後のチェックが抜ける。

5.完璧主義
 綺麗なノート作成等にこだわり、作業
 に没頭してしまう。効率や効果の有無
 が二の次。勉強(作業)として完璧な
 のかに意識がいってしまう。

6.場当たり
 何にでも手を出し、結局中途半端になる。
 気になったことを、気になった順番に
 やってしまう。

7.自己不決定
 あらゆることを自分で決めることが苦手
 で、行動を予め決められない。そのため
 友人や家族、他の人、時には外部の要因
 (アクシデント)の影響を受け、行動の
 質と量が左右されてしまう。

8.設定(準備)不足
 勉強しようと思い立つも、その環境を
 整えるまでに時間がかかる。例えば、
 部屋や机の上が混沌としているので、
 『よし、やるぞ!』
 と思い立った気持ちが萎んでいく。
 更に教材を探すなんてことが加わると、
 もう勉強をするどころではなくなる。

9.無反省
 人から言われたり、自らも感じたり
 するのに、重く受け取らず、結局は
 同じことを繰り返してしまう。
 自分のこととしての意識が希薄。

こんな感じになりそうです。
ご自分には当てはまりますか?

私自身、大きなことは全く言えず、
強く反省しつつ書いています。

もっと早く自覚していたら…、
常にこれを自覚していたら…、
違った結果を創れたかもしれない、
と思うことすらあります(笑)

そういうこともありまして、
子供達には受験を通して痛感し、
肝に銘じてもらいたいと思って、
います。

そのこともあって実は開塾当初
から、中3の生徒にアンケート
を取り、本人たちが自覚して
いる生活面の悪習慣と、勉強面
の課題とその対策を自分で分析
してもらっています。

諸々の意識が高まっている受験期
だからこそ、結構率直に、大胆に
答えてくれています。

個々の状況を知るには効果的です。
その一部をご紹介します…
※中学生のコメントのまま掲載。

<生活面での悪習慣>
・勉強中に机から離れふらふらする。
・思ったことをすぐに行動しない。
・いらないものに目が行く。
・寝る時間が少ない
・自分への厳しさがない。
・人の話を聞けない。
・勉強時間が少ない。
・集中できない。
・部屋がきたない。
・テレビなどを見ながらしない。
・宿題や勉強をして、寝るのが
 遅くなったりする。
・携帯をずっといじっている。
・音楽をずっと聴いている。
・寝る時間を考える。
・ニュースをあまり見ない、
 見てもあまり覚えていない。
・お菓子を食べる。
・集中力・復習する習慣がない。
・ダラダラとテレビ等に手を伸ばし、
 勉強を後回しにしてしまう

<対策>
・自主勉強を誰かに提出する。
・即行動した時にはご褒美を与える。
・無駄な時間を削り、必要な行動の
 時間に充てる。
・苦手なことにも積極的に行動する。
・話をしている問いは顔を向けて、
 集中して関心を持って聞く。
・勉強机を整理する。
・時間を決めて宿題や勉強をする。
・一人部屋になるように工夫する。
・不要な物や勉強に関係ない物を隠す。
 使いすぎる物は隠すか、預ける。
・部屋をきれいにして、出した物は
 すぐに片づけるクセをつける。
・いらないものを捨てる。
・勉強するときはちゃんと勉強する。
・勉強する時は家族がいる部屋では
 なく、自分の部屋でやる。
・時間を有効に使うために、学校から
 帰ってきたら、すぐに宿題を始める。
・ダラダラしない。横にならない。
・テレビを見すぎない。
・朝早く起きる。
・時間通りに動く。
・整理整頓をする。
・文句を言わない。
・好き嫌いをしない。
・時間を決めてきっちり動く。
・布団から出て、すぐ服を着替えて、
 顔を洗う。
・(テレビ)1日2時間までと決める。
・目覚ましをしっかりセットする。
・「あと少し」が多いので、それを
 止める。
・注意されるのは自分の責任なので、
 注意される行動をしない。
・嫌いなものからやる。"
・寝不足だからやることはさっさと
 終わらせる。
・ニュースを見るようにする。どん
 なニュースにも関心を持ってみて、
 自分の中で意見が持てるようにする。
・携帯電話を使う時間を決めて、近く
 におかない。
・時間と目標を決め、計画的に勉強する。

上記のとおり
超シンプルで具体的なことも多いです。
そういうことにこそ、大きな意味があるよう
にも感じています。

例えば、

「布団から出て、すぐ服を着替えて、
 顔を洗う。」

う~ん、シンプルで具体的。おそらく何回も
言われてきたんだろうなあ…でも改善され
てない。自分でも解ってるのに…

という感じがすごく出ている(笑)

これまで何度も言われてきたことを、今度
は【自分で自分に言う】。それによって
これまでは開かなかったドアが開くことも
あります。

話が飛びますが、ふと思い出したことを。
保険会社時代に作成した販売マニュアルの
中にも載せた文言なのですが、

『お客様はご自身の言葉でお決めになる』

つまり、自分が自分に言う言葉ほど、
【聞いて、聴いて、効いて、利く言葉】
はない、と思っています。

例えば
「いらないものを捨てる」というのは、
含まれている内容は多岐に亘るもので、
物理的、メンタル、関係的なものまで
入れると相当大きいものになります。

だから一朝一夕に対策・対応していく
のは難しいのですが、自分の言葉で、
明確に断言することによって、改善へ
の大きな第一歩になるのではないか、
と思っています。

受験期は自ずと意識レベルが上がり
ます。自分への期待や達成意欲、
当事者意識、危機意識、目標意識…
等が否応なく上がります。

そういう意識の上昇に乗じて(笑)、
自分の言葉で悪習慣を明確に規定し、
決別していきたいですね。そして
その絶好の機会にしていただきたい、
と考えています。

繰り返しになりますが、自分自身に
常に言い聞かせていることですので、
大きなことは全く(笑)言えません。

だからこそお伝えたい、共有したい、
そんな気持ちです。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
お役に立つことがあれば幸いです。

この記事を書いたプロ

伊藤研三

学ぶ楽しさに出会える場をプロデュースする専門家

伊藤研三(伸学塾 晴藍(せいらん))

Share

関連するコラム

伊藤研三プロのコンテンツ