まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ大阪
西田亮和

じっくり納得の住まいづくりのプロ

西田亮和(にしだあきかず)

有限会社三善(サンゼン)設計工務

コラム

木造住宅の古い日本瓦の葺き替えは耐震も考えて軽量化を図る

屋根工事

2015年12月26日 / 2016年1月16日更新

40年前に建築された高槻市古曽部のM様のお宅は入母屋の日本瓦葺きです。
瓦が古くなってきているので、瓦の葺き替えのご依頼をいただきました。

今の瓦は土葺工法で屋根が葺かれていて、屋根が非常に重たくなっています。

念のために耐震診断もさせていただいたところ、屋根を軽量化すると耐震には非常に有利に働くことも解りました。

そこでM様に屋根の軽量化を図りながらの葺き替えをご提案させていただきました。

瓦を葺く方法には大きく分けて土葺工法と引掛桟工法の二通りがあります。
①土葺工法・・・屋根の野地板の上に、練った土を置きその上に瓦を置いていく工法
②引掛桟工法・・・瓦の裏に引掛桟用の爪がついた瓦を使い、瓦桟に一枚ずつ引っ掛けていく工法

引掛桟工法は土を載せないために、土葺工法と比べると屋根が非常に軽くなります。地震などにも強い工法です。関西では阪神大震災以来この工法で瓦を葺くのが主流になっています。

M様のお宅も引掛桟工法を採用させていただきました。

瓦を今までと同じ日本瓦を引掛桟工法で葺くという選択肢もあるのですが、今回は屋根の軽量化が図れる、ケイミュー株式会社の「ルーガ」という瓦を提案させていただきました。
日本瓦の重さは一坪当たり約140㎏ですが、ルーガは約64㎏と日本瓦の二分の一になっていて、地震時の揺れを軽減させることができます。

M様にもご了解いただいて、今回はルーガでの葺き替えが決まりました。


葺き替え前の画像がこちらです。入母屋で重厚感がある建物になっています。築40年を経過しているのでシックイがめくれ瓦もずれているところがありました。



瓦を降ろしたところです。


新しく野地板を貼り替え、ゴム製のルーフィングを施工した上に、ルーガを専用釘で一枚ずつ止めていきます。


ルーガが屋根全体に葺きあがりました。


完了後の外観の画像です。日本瓦と大きくイメージが変わらないのでM様にも好評でした。




これから増改築やリフォームを考えるときには、耐震補強も計画に入れて進めていくことが大事です。
計画の前に耐震診断を行うと、家屋の改善ポイントが明確になります。
ご自宅の弱点を知り、具体的な対策をとることができるようにするのが耐震診断の目的ですから、増改築やリフォーム前には耐震診断をされることをお勧めします。

昭和56年以前に建築された住宅には、耐震診断や耐震補強設計及び補強工事に対して、各自治体が補助金を出していますのでご活用ください。

この記事を書いたプロ

西田亮和

西田亮和(にしだあきかず)

西田亮和プロのその他のコンテンツ

Share

西田亮和プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
072-696-3000

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

西田亮和

有限会社三善(サンゼン)設計工務

担当西田亮和(にしだあきかず)

地図・アクセス

西田亮和のソーシャルメディア

facebook
facebook

西田亮和プロのその他のコンテンツ